二階派入りは出来たのだが、自民党静岡県連からは正式に自民党への入党反対の申し入れがなされたのだから、さすがの細野豪志さんも困っただろう。
二階さんがいつまで自民党の幹事長を続けていられるかがそろそろ問題になってくる。
二階さんを衆議院議長に担ぎ上げて、二階に上げてしまうという方向性が自民党の中で見えてきたような感じである。
幹事長代行の萩生田氏の発言は、自民党の内外でかなり波紋を広げているが、だからと言って萩生田氏が失脚する可能性はない。
いや、これで反って萩生田氏の存在は自民党の中で重くなっていくはずである。
萩生田氏が武闘派かどうかは分からないが、周りの人が作り出す武闘派のイメージは政治家にとってマイナスに働くことはない。
それにしても、細野氏には如何にも進退窮まっているな、というイメージが付きまとっている。
気の毒だが、長島昭久氏に一歩遅れてしまったようだ。
さすがの二階さんもごり押しは出来ないはずだ。
細野氏は、無所属のまま次の衆議院議員選挙を戦わざるを得なくなる可能性が高い。
上手くすれば知事選挙に転出出来る可能性はあるが、さて2021年まで待つことが出来るかどうか。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2019年8月2日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。