いくら何でもそうはならないだろうと思っているが、共産党側はどうやられいわ新選組を自分たちの陣営に引き摺り込みたいようである。
野党共闘なり野党再編の舵を握るために、勢いのあるれいわ新選組の山本太郎氏の力を借りたいのだろう。
共産党がジリ貧であることは、関係者の皆さんにはよく分かっておられるようだ。
共産党で街頭に立っているのは、大体は高齢者の方々。
熱心にビラ配りをされているのだが、しかし若い人が決定的に少ない。
候補者には若い方や女性を並べているが、支援者は殆ど高齢者。
ポスターだけ見て投票する人には若い共産党をアピール出来るだろうが、街頭演説の会場でビラ配りをされている方は殆どが年輩の方々である。とても清新さを感じることが出来ない。
れいわ新選組の街頭演説の会場から伝わってくる熱い熱気を何としても取り込みたい、と考えるのは自然なことである。
共産党の候補者に投票していた方々が今はれいわ新選組に流れ始めている、という緊迫感、緊張感が今なお続いているということだろう。
山本太郎氏は、自分たちにメリットがあることが確認出来たら何でもやってのけるタイプのようだから、この先何があるか分からないが、今のところ共産党とだけ手を組んでも先の展望が描けないだろうから、野党共闘の流れが本格化するまでは自分の方からは何もしないはずである。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2019年8月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。