そう、どこか胡散臭いところはあったなあ。これまでは実害がなさそうだったので黙っていたのだが…
私は基本的にお祭り好きな方なので、2020年東京オリンピックは何としても成功させていただきたいと願っている。
しかし、臭いのは困る。
金がかかり過ぎるのも困る。
悪評が残ってしまうのも困る。
オリンピックの招致に関わった石原さんや猪瀬さん、さらには猪瀬さんの後を受けて石原・猪瀬ラインをそのまま走っていた舛添さんが都知事の職を退いて小池さんが都知事の座に就いてくれたのはよかったと思う。
しかし、小池さんもオリンピック招致に掛かる胡散臭さを一掃することは出来なかったようで、このまま行くと小池さんは臭いオリンピック開催の責任者という汚名を着せられてしまいかねない。
臭いものには蓋をしてしまいがちだが、蓋をしただけでは臭いものは断つことは出来ない。
まあ、難しいことが沢山あるだろうが、令和の時代にふさわしい、美しい日本、清潔な日本、清々しい日本を印象付けるようなオリンピックにしていただきたい。
オリンピック招致に関わる胡散臭さは、オリンピックが成功裡に終了すればどこかに吹っ飛んで行ってしまうはずだ。
うーん、ここは森さんの政治力で何とかしてもらうしかないのかな
今の森さんにどの程度の力があるのか疑問ではあるが、森さんの一言でガラッと雰囲気が変わることがあるので、ここは森さんに登場していただくのがいいのかも知れない。
出番ですよー。
臭いオリンピックになって晩節を穢した、などと言われないためにも、早めに解決策を提示された方がいい。
何しろ組織委員会の会長である。
臭いオリンピックになる不名誉を都知事の小池さん一人が被ってしまうのは、如何にもフェアではない。
小池さんの足を引っ張りたい人があちこちにいるようだが、過去の怨念は早く水に流して、綺麗な気持ちで綺麗なオリンピックを実現してもらいたいものだ。
あ、浄水機能に不備があったのか。
くれぐれも、小池叩きの材料を残すために何もしないことにした、などということになりませんように。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2019年8月18日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。