対日歴史戦「新兵器」旭日旗の誕生秘話
2011年1月、サッカー日韓戦において韓国キ・ソンヨン選手が猿の物真似で日本人を侮辱した。これが問題とされるとキ選手は翌日、「観客席の旭日旗」に腹が立ったことが理由だと釈明した。
しかし、実際には観客席に旭日旗はなかったという。日米開戦から70年後の2011年に、真新しい歴史問題が誕生した瞬間だった。
この騒動を皮切りとして、戦後生まれの韓国の一部の人々は旭日光線模様を見ると「戦争における苦しみの記憶(明らかに虚記憶)を呼び覚まされる」ようになった。「戦犯旗」なる対日歴史戦の「新兵器」を開発(造語)し、旭日旗に貼り付け攻撃を開始した。
(これらは有名な事実で全く秘話ではないが。)
1919年に発行したとされる「臨時政府の公債」
“大韓民国臨時政府”には、政府と呼べるような実体がなかった。そのため、臨時政府を国家として承認してくれる国は一国もなかった。そんな臨時政府にあたかも実体があったかのように修飾するために、1919年に発行したとされる「大韓民国独立公債」の写真が現代の歴史教科書に掲載されている。
実態は海外に逃れた朝鮮人のネットワークから活動資金を調達した際に、それを「公債」と呼んだもののようである。どの国からも承認されない自称「国家」が(国債ではなく)「公債」と呼ぶ証書は、ただのプライベートな借用証である。たとえ実在したとしても何の証拠にもならないと思うが、彼らにとってはこれこそが「歴史ロンダリング」の重要なツールなのである。これからもその存在価値は増すばかりである。
重要な歴史物件に旭日の光条が混入
しかし、あろうことか、その重要証文の表題“Republic of Korea”の後背に輝かしい旭日の光条が描かれてしまっているのである。
旭日光条部分拡大
この事実を知ってしまうと、やはり戦後生まれの韓国の人々に戦争の痛ましい記憶を「呼び覚ます」効果があるのではないだろうか。余計なお世話なのだが心配である。
この「韓国近現代の歴史」という教科書は韓国内において2003年から2013年まで使用されたものである。もし現在使われている歴史教科書にも掲載し続けているとするならば、是非とも光線の背景がない証書に差し替えるか、なければ作り直すべきであろう。
まとめ
将来、歪曲されたストーリーで子孫が騙されてしまうのを回避するために、日本人としては、旭日旗への嫌がらせについて、その経緯をよく記録して次世代に継承することが大切である。
また、韓国は、歴史の捏造はどこかで辻褄が合わなくなることに早く気付くべきである。そうでなければ、歪曲事実で国民を洗脳し、恨みの虚記憶を植え付ける教育は、もはや児童虐待のレベルであり、結局亡国へと国民を導くことになるだろう。
田村 和広 算数数学の個別指導塾「アルファ算数教室」主宰
1968年生まれ。1992年東京大学卒。証券会社勤務の後、上場企業広報部長、CFOを経て独立。