皆様へ。
10月26日(金)の21時から放送されたAbemeTV「AbemaPrime」での私の発言につきまして、不愉快に思った方がいらっしゃったようで、Twitter上で「二度と常見を出すな」などのコメントを頂きました。
普段から、モップ頭、茶髪豚野郎、クソパヨクなど罵倒されている私ですが、視聴者の皆様の声は胸に響きました。
アベプラのこれまでの歩みを振り返りつつ、これからを考えるという趣旨の番組であり、出演前は建設的な発言をするつもりでいました。出演依頼が1週間前にあったのにも関わらず、当日の13時まで具体的な連絡がないという件がありましたが、それでも控室までは機嫌が悪くなかったのですが。番組に出た瞬間、スイッチが入ってしまいました。
「平石くん、キミは何がやりたいんだ」
「報道ステーション、NHK、朝生、NEWS23なんかと本気で喧嘩するべきだ。」
「田原総一朗が死ぬ前に、引導を渡せ。闘え」
など、エールとも暴言ともとれる発言を繰り返してしまいました。
今回のことを心から反省
・・・する必要があるのだろうか。
いや、私の言動を不愉快だと思った方がいたとしたら、お詫びしよう。番組関係者や出演者もヒヤヒヤしたり、不愉快になったかと思う。気づけば、いつもよりスタジオに人が多くなっていたような。
とはいえ、「アベプラ反省会」という趣旨の番組で。他のゲストが、同番組を好きすぎる方々で。私も実はこの番組が大好きなのだが、ここは苦言を呈する側にまわらなくてはバランスが取れないと思い、ヒール役にまわった。番組側から要請されたわけではないのだけど。
というわけで、昨晩はアベプラに出演。控室は実にいい感じで。メイクもバッチリ決まり。番組を壊すつもりはなかったんだけどね。久々に生放送でセメント暴走。武闘派モード。
妻から「アナウンサーに絡むプロレスラーみたいだったよ」と説教されるの巻。申し訳ない。スイッチが入ってしまった。
常見さん!本日もありがとうございました✨常見さんの番組に対する愛情と熱量をたくさん感じましたし、ハッとするご指摘も多くて刺激をたくさんいただきました。本当に本当に素晴らしかったです…!議論にたくさんの色付けをしていただき大感謝です。またご一緒できることを心から願っております🙇♀️
— 紗倉まな (@sakuramanaTeee) October 25, 2019
TL上では「二度と常見を出すな」というコメントもあった一方で「よくぞ言ってくれた」という声もあり。出演者の紗倉まなさんからは、熱いメンションをもらい。感謝。
番組が立ち上がった頃から、ゲスト枠で出ているのだが。番組でも触れたのだが、今の同番組に必要なのは、届ける側の熱量、アベプラ発をつくる気概、さらには丁寧さだと思う。これだけ豪華メンバーが出ていて伸び悩み感があるのは、創り手の問題。化学反応が起きているようで、起きていない。
「地上波じゃできない(扱いにくい)ことをやっている」と言いつつ、アベプラが問題提起して、社会問題として認定され、論争をよび、解決策が模索されたテーマはほぼない。NHKのクロ現や、東洋経済オンライン、ヤフー個人などはそれができている。
この問題の背景にあるのは、雑さ。論者の間では「アベプラ進行」という言葉があり。依頼の仕方も、対応も雑(人や時期にもよる)。急に依頼がきて、いかにもな二項対立の議論を要求されたり。いざ準備をして出演すると、専門外の方に適当に意見を言われ、そちらが盛り上がり、TL上でも期待された専門家としての発言がよりも、過激な(適当な)意見がウケていたり。まあ、この番組に限らず、メディアとは仕切り方も盛り上がり方もそういう感じなのだけど。
昨日の出演については、一週間前に出演依頼があったが、その後、音信不通で。当日、番組があるのかどうかも不安になるの巻。私の書き込みを見て、スタッフから連絡がきたのは13時台。控室でお詫びをされたので「有名じゃないからしょうがないです」とお伝えした。いや、それでも番組に呼んでもらえるのは光栄だから。
番組、自壊していないか?
というわけで、平石アナも番組で「ネットのニュースの可能性」ということを語っていたが。ネット=雑では困る。そろそろ本気を出すべきだ。
それでも、昨日は番組への熱いファンたちの声を聞き。また、乙武洋匡さん、紗倉まなさんの名司会を肌で感じ。平石アナも歴代アナウンサーの中ではいい感じ。小松、小川というこれまでのアナと比べると、ネットを「下」に見ていない方だと思う。番組の今後の飛躍を期待したい。
かなり暴走したが、また呼んでもらえるなら、出たいな。日によるが、たまにいい番組をつくっているという空気が漂うことがあるし。自分のマインドはインディーズバンドのメンバーであり、インディーズレスラーなので。
番組でも触れたが・・・。都知事選出馬が噂される乙武洋匡さんがその道に進んだあと、あの椅子に座るのは私だ。
編集部より:この記事は常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2019年10月26日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。