今年の紅白歌合戦はロックじゃない 今こそB'zの初出場を勝ち取れ

常見 陽平

「NHKをぶっ壊す」

N国を全く支持しない私ではあるが、久々にそんな感情が渦巻いてしまった。受信料や報道姿勢について怒っているのではない。紅白の件である。

第70回NHK紅白歌合戦

第70回NHK紅白歌合戦の出場歌手が発表された。豪華ラインナップであることは間違いない。

課長になれない係長、主任的なポジションにい続けた苦労人集団Kis-My-Ft2、「サブスクで髭男」がトレンドとなったオフィシャル髭男dism、菅田将暉、GENERATIONS、日向坂46、King Gnu、Lisaなどが初出場。初出場といえば、今年の忘年会での「パプハラ(宴会でのパプリカ芸の強要)」を誘発しているFoolinも初出場だ。

私の大好きな、いきものがかり、郷ひろみ、Perfumeも登場する。チイ兄ちゃんこと福山雅治もいれば、ヒーロー物の主題歌を担当した歌手が勢揃いしていたりもする。


しかし、何か足りない。そう、ロックだ。ロックバンドだ。「紅白にロックなんて」という時代ではない。かなりラウドなバンドも含めて紅白にはロックバンドが出ていた。ロックが、ロックバンドが足りないのではないか。これは令和初の紅白としてどうなのかと私は警鐘を乱打したい。

もちろん、紅白は枠が限られている。すべての売れた、話題になったアーティストやグループが出演できるわけではない。出演を辞退されることもある。一方、特別枠というものもあり、まだこれは最終ラインナップとはいえないのだが。

今からでも遅くはない。最終鬼畜兵器として、特別枠として、私はB’zの出演を大胆に提案する。


紅白に出ないアーティストの筆頭となっているし、本人たちも望まないことはよく分かる。ただ、今年はラグビーワールドカップ関連で「兵、走る」がヒットしたし、バックバンドのメンバーが総入れ替えになり、ますますグローバルでダイバーシティーのすすんだものに変化した。サマソニで日本人初のヘッドライナーも務めた。B’zこと、日本を代表するロックバンドである。そして、いかにも商業ロックに見えそうで、魂を燃やす本当のロックなのだ。B’zを聴かずして、ロックを語ることができるか。


「ゴールはここじゃない、まだ終わりじゃない」折れそうになったときに、この「兵、走る」の歌詞で何度鼓舞されたことか。そして、この曲自体が彼らの姿勢そのものだ。さらには、今の日本に必要なマインドではないか。

B’zの出演とは我々の「ねがい」である。もしB’zが出演しないのであれば、NHKはますます「ALONE」になることだろう。令和初の紅白、NHKホールに、日本に、世界に「ultra soul」が爆発するのだ。

桜を見る会なんてやっている場合じゃない。今こそ、NHK紅白歌合戦をB’zを見る会にするのだ!

B’z(Wikipedia:編集部)


編集部より:この記事は常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2019年11月15日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。