災害時はトップの対応でガラリと変わる…長野と千葉の違いから見えたもの

こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

日本維新の会は「身を切る改革」で自主的に月18万円を歳費からカットして貯めておき、定期的に被災地に足を運んで義援金として寄付をしています。

今回は台風19号で大きな被害を受けた長野県長野市へと向かい、長野市長と意見交換・氾濫した千曲川周辺の視察をさせていただきました。

単なる河川の氾濫ではなく、予期せぬ堤防の「決壊」という未曾有の事態に見舞われた長野市。

鉄砲水の被害はどちらかというと「津波」に近く、東日本大震災の被災地を思わせる光景が広がっていました。

現地の模様は動画で撮ってきまして、5分くらいに編集しましたのでぜひ御覧くださいませ。

想定外の被害を出してしまった長野市ですが、行政・ボランティア・自衛隊が一体化して復旧対応に当たる「ONE NAGANO」の取り組みなどは高く評価されており、急ピッチで復興が進んでいるようです。

長野市長も「国も様々な災害対応で経験が蓄積されており、非常に助かった。県知事とも普段から交流していることもあって、スムーズにやり取りができた」と語っておりました。

やはり災害という緊急事態ほど、政治やリーダーの資質が問われる局面はないなと改めて感じるところです。

千葉・森田知事 台風15号対応、上陸2日後「私用」で外出(TBSニュース)

ヒアリングをする限り順調な長野市に比べて、過日に足を運んだ千葉市では、基礎自治体の関係者は一様に県・県知事の対応に批判的でした。

地方分権を推し進めるためには、リーダーが一定の資質を保っていることが極めて重要になりますし、次々に出てくる千葉県知事の失態には言葉を失うばかりです…。

国と地方自治体が連携しながら、長野市のように地域が主役となって復興が進む仕組みづくりを、国政からも後押しするべく政策提言を続けていきたいと思います。

それでは、また明日。


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会、地域政党あたらしい党代表)のブログ2019年12月20日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。