「バカ正直に情報公開したものが損をする」風潮を認めてはいけない

こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

いよいよ今年も残すところあと3日。消防団による歳末特別警戒もスタートし、今日は吉田けいすけ区議とともに北区内の消防団詰め所をご挨拶に回らせていただきました。

動画でお話した通り、年末は31日まで、仕事初めは元旦からというハードスケジュールではありますが、体調を崩さず最後まで走り抜けていきたいと思います。

さて、そんな年の瀬にまた「文書通信交通滞在費(通称:文通費)」について、なんとも理不尽なニュースが流れておりました。

本件については、以前にもブログで詳述しました。文通費の人件費支出は違法ではありませんし、政治団体への寄付(繰越)も「情報公開」のために行なわれているものです。

参考過去記事:
月100万円支給、領収書不要の「文書通信交通滞在費」。人件費等に払うのは目的外使用か?

https://otokitashun.com/blog/daily/21287/

他政党の政治家がほとんど使用用途を公開せず、歳費とごっちゃにしてポケットに入れていることが常態化する中で、いかに維新メンバーが透明性を重視しているか。

Twitter上で支援者の方々がわかりやすい図を掲載してくれていたので、2つほど掲載していおきます。


そして吉村府知事が指摘するように、事後検証が可能になるように公開したからこそ、批判が起こり議論が始まったわけです。

情報公開した側が批判に晒され、評判が下がって損をする。ダンマリしている側はまんまと逃げ切る。

そんなことが許されては、政治家はますます情報公開や透明化に消極的になっていきます。

なので私は、今回の記事をきっかけに文通費についての議論が巻き起こることは是としますが、それによって情報公開した人間だけが割を食う事態は避けねばならないと考えています。

なぜならそれは、情報の受け取り手である多くの有権者の皆さまにとっても、巡り巡ってマイナスとなる可能性が非常に高いからです。

よって本件については、あらゆる発信を通じて徹底抗戦するとともに、当該メディアもぜひそもそも文通費を公開しない政治家・政党についてどう思うのかを取り上げていただきたいと要望するものです。

それでは、また明日。


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会、地域政党あたらしい党代表)のブログ2019年12月29日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。