このところ原稿の締め切りを大量に抱えていて、アゴラ用のまとまった原稿を書けないでいる。そこで、短文の感想をFacebookに書いているのを下地にまとめて掲載させていただきたい。
「麒麟がくる」は韓流ドラマチック
新しい大河ドラマ「麒麟がくる」は韓流ドラマチックだ。昔の色彩の再現にこだわらすに派手で美しくというのはそれはそれでいいと思う。韓流ドラマをみてこんなカラフルなはずないだろうというのほどひどくはないが、同様の印象だ。ただし、史実と違うことははっきりしておいたほうがいい。
「民主党政権のときと同じと言うな」という愚劣
また野党の嘘が発覚!民主党政権の桜を見る会招待者名簿は存在しない→「完成していた」ケータリングが安倍政権で一社独占→「民主党でも入札予定」 (KSL-LIVE)
「民主党政権のときと同じと言うな」と旧民主党関係者が言うほど始末の悪いことはない。弁解不能なことをやってたのだろうというのがこの記事では上手に説明されている。旧民主党関係者がするべきなのは、徹底的に当時のことを反省し国民に詫び、「われわれは反省し詫びているのに、安倍政権は誤りを認めない」ということだけだと思うが違うのか。
「共産党市長になったらどうするねん」と現職が言うべからず
京都市長選(1月19日告示、2月2日投開票)で、現職の門川大作陣営(公明推薦、自民、立憲、社民各府連推薦)が「共産党市長になったらどうするねん」と言うなら村山祥栄氏(無所属)の指摘をこれまでも真摯に受け止めてきてほしかったし、今からでも遅くないと思う。福山和人氏(共産、れいわ推薦)にしても現職を攻撃するだけでなく村山氏の主張をどう考えるか真摯に対応すべきだ。そう思うのは、私だけであるまい。(以下、村山氏のFacebook投稿)
現職陣営はいつもの「共産党市長になったらどうするねん」、いよいよ激しさを増してきている。そうなる可能性は極めて低いことをよく知っている。本当にそうなるのが嫌なら、私の出馬表明の後に市長が出馬表明したりしないし、今からでもご自身の旗を降ろせば済む話。でもそうはしないことが全てを証明しているのです。12年前の悪夢を語るが、あれは私の出馬表明が一月にずれこみ、認知されないまま選挙が始まり第三極になり切れず、アンチ票をとりきれなかったから起こった事態。12年前とは構図も似て非なるものなのです。しかし、このキーワードで何年京都の選挙を捻じ曲げ続けるのだろうか。もうこんな政策度外視の共産党市長神話を争点にした選挙は終わりにしたい。#京都市長選
コロナウィルスの水際での防衛は中国当局に要望を的確に
コロナウィルスの水際での防衛は、中国当局に中国の空港でがんばってもらうのが一番良い。日本に比べてはるかに監視体制が整っているので感染者を飛行機に乗せる事は完璧に抑えてくれるはずだ。日本の方が行政がしっかりしているなどと言うのは昔の話である。中国の監視社会は良くも完璧だ。だから、日本も中国にこうして欲しいという要望を相手の面子を潰さないかたちでしっかり出すことが最善だと思う。
ヘンリーとメーガンの離婚に備えて
思うに、英国王室にとっての最大の心配事は、メーガンとヘンリーが離婚して多額の慰謝料をむしり取られることだと思う。アメリカの法律などを良く研究してそういうことがないように防御すべきだ。日本にとっても他山の石ではないが。
カルロス・ゴーンを独善という愚劣
PSAグループは1月15日、ヴィンセント・コビー氏をシトロエン(Citroen)ブランドの新CEOに起用すると発表した。 それにつけてもゴーンの目利きで世界で最高クラスの人材を発掘し育てていたことがわかる。単なる欲ボケの独裁者だとよくも言えるものだ。
八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学教授