借金には、2つの種類があります。消費のための悪い借金と、投資のための良い借金です。
車を買ったり、マイホームの為のローンは、消費のための借金です。将来の自分の収入を当てにして、それを今の自分の楽しみのために使ってしまう。イソップの「アリとキリギリス」で言えば、キリギリスの生活です。
逆にお金を借りて投資用の不動産を購入するのは、投資のための借金です。企業が銀行から借り入れをして事業を進めるのと同じように、個人が不動産という事業を推進する。ローンを組んでレバレッジをかけることは、過剰な金額でなければ悪いことではありません。
投資にはリスクがありますが、リスクを取らなければリターンはありません。問題はどこまでリスクを取るかです。ローンを組んで投資をすれば、金利上昇リスクや返済リスクなど、現金購入に比べ新たなリスクが出てきます。しかし、それを上回るメリットが期待できるなら、リスクを取る価値があると言えるのです。
公務員、会社員、士業の人(医師、歯科医、弁護士、公認会計士など)、経営者のような、お金を借りる力がある人は、その力を使って良い借金をすべきだと思います。
日本の常識は、マイホーム購入のための住宅ローンは良いが、投資用不動産購入のローンは悪いという認識です。しかし、どちらがリスクが高く、将来のお金の不安を解消するかと言えば、明らかに後者です。
残念ながら、ここでも「日本の常識は世界の非常識」です。
世界の常識を学びたい人は、SHINOBY’S BAR 銀座で開催する3月のセミナーで、「良い借金」を実践している人の話を聞いてみてください。
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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2020年2月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。