感染症の権威の一人と目されている方から手厳しい批判を受けているが、政府関係者の皆さんはそれなりに精一杯の対処をして来られたのだろうと思っている。
結果的に新型コロナウィルスの培養所みたいなことになってしまったが、対処法がよく分かっていないのにダイヤモンド・プリンセスの乗客・乗員の上陸を認めてしまって新型コロナウィルスの拡散に手を貸してしまうよりはよかったと思う。
感染症の専門家が陣頭指揮を執っておられていたかどうか、クルーズ船の中が新型コロナウィルスの拡散を防御するに足りる設備等を備えていたかどうか、日本政府の担当責任者と医療専門家等との意思疎通が適切に行われていたかどうか、等々知りたいことは沢山あるが、今は、過ぎてしまったことについてあれこれ問い質し、担当者等の責任問題をことさらに論うべき時ではないと思う。
まずは、関係者が一丸となって必要な施策を全力で推し進める時だろう。
それにしても長らくダイヤモンド・プリンセスの船内・室内に事実上閉じ込められていた乗客・乗員の皆さん、お疲れ様でした。
皆さんにご辛抱いただいたお蔭で、日本国内における新型コロナウィルスの蔓延は辛うじて最小限で留められているのかも知れませんね。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2020年2月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。