『新・今上陛下は明智光秀の子孫だった』はたいへん好評だったが、もう少し具体的にどう明智光秀のDNAが皇室につながっているか知りたいという希望もあったので、陛下の即位後初の天皇誕生日に際して記しておく。
まず、ひとつのルートは、以下のようになる。
①明智光秀 ②細川忠興室(ガラシャ) ③細川忠隆 ④西園寺実晴室(母は前田利家娘) ⑤久我通名室 ⑥広幡豊忠 ⑦正親町実連室 ⑧正親町公明 ⑨正親町実光 ⑩雅子(仁孝天皇室)⑪孝明天皇 ⑫明治天皇 ⑬大正天皇 ⑭昭和天皇 ⑮上皇 ⑯今上陛下
そして、もうひとつのルートは、以下の通りだ。
①明智光秀 ②細川忠興室(ガラシャ) ③稲葉一通(斎藤道三の曾孫)室 ④稲葉信通(妻は織田信良の娘) ⑤稲葉知通 ⑥稲葉恒通 ⑦勧修寺顕道室 ⑧勧修寺経逸 ⑨婧子(光格天皇室、母は池田仲庸で信長、家康、池田輝政、蜂須賀小六らの子孫) ⑩仁孝天皇 ⑪孝明天皇 ⑫明治天皇 ⑬大正天皇 ⑭昭和天皇 ⑮上皇 ⑯今上陛下
この第二ルートのうち⑥の母が織田信良の娘だが、これは、織田信長→信雄→信良 となる。
現皇室につながる母系を見ていくと、蘇我馬子や平清盛も祖先にいる。蘇我馬子の子に倉麻呂があり、その孫が藤原不比等の夫人となって南家、北家、式家につながって、式家が桓武天皇の皇后となった帯子で嵯峨天皇を産み、また、北家は摂関家などになったので何重にも現皇室につながっている。
①蘇我馬子 ②蘇我倉麻呂 ③蘇我連子 ④蘇我娼子(藤原不比等室) ⑤藤原宇合⑥藤原良継⑦藤原乙牟漏(桓武天皇皇后)⑧嵯峨天皇
また、平清盛の曾孫の大宮院の娘が後嵯峨天皇の皇后で亀山天皇(南朝)と後深草天皇(北朝)を生んだ西園寺姞子である。
①平清盛 ②四条隆房室 ③四条隆衡 ④大宮院(西園寺実氏室) ⑤西園寺姞子(後嵯峨天皇皇后)⑥後深草天皇