緊急事態宣言を受けて、東京では今まで以上にリモートワークを始める人が増えています。毎日、自宅からオフィスまで通勤する生活から、「自宅=仕事場」という新しいライフスタイルへの変化です。
私は、2012年に独立してから、このような職住接近のライフスタイルを続けてきました。一時期、自宅とオフィスを別々にしたこともありましたが、今では職住一体がベストだと思うようになっています。
しかし、やり方を間違えると、通勤時間短縮といったメリットよりデメリットの方が大きくなりかねません。8年間の経験で大切だと感じたことを、シェアしたいと思います。
大切なこと1.規則正しい生活をする
リモートワークになると、会社の監視が緩くなり自己管理がどうしても甘くなります。普段は、同じ電車に乗り、規則正しく生活していたのが、寝坊をしたり、ダラダラと過ごしてしまったりしてしまうのです。
そうならないように、意識的に規則正しい生活をするためのざっくりとしたルールを決めましょう。起きる時間や、ランチの時間、散歩の時間というように大まかなルールを作っておくのです。
私の場合、起きる時間は一定ではありませんが、ランチは11時過ぎに早めに出かけるようにし、夕食も18時くらいを目標と決めています。
厳しいルールがストレスに感じるのはやり過ぎですが、夏休みの子供くらいのスケジュール感を毎日持てれば、生活にリズムが生まれます。
大切なこと2.オンとオフのメリハリをつける
1人で時間を自由にできるようになると、ダラダラと夜遅くまで酒を飲みながら仕事といったパターンになりがちです。
仕事の時間とオフタイムはきっちり分けたほうが良いと思います。私の場合、午前中は一人で仕事、ミーティングは出来る限り午後入れるようにし、夕方からは、メールのチェック以外の仕事はしないようにしています。
また、多くの人が指摘していますが、1日中ずっと家にいる場合でも、パジャマや部屋着でそのまま過ごすのではなく、外出できる服装や身だしなみを意識した方が良いでしょう。運動不足になりがちですから、オフの時間には散歩に行きましょう。私は、スマホの歩数計を使って、毎日1万歩を目標にしています。
大切なこと3.一人で思い悩まない
リモートワークになると、どうしてもコミニケーションが減り、孤立感を感じることが増えてきます。他愛のない雑談をしたり、愚痴を聞いてもらったりといった相手がいなくなるからです。
特に、仕事が減ってしまったり、うまくいかなかったりすると、1人であれこれ悩んでしまうこともあると思います。そんな孤立を意識的に避けるようにしましょう。会うことがなかなかできないとしても、SNSのメッセージなどを使って、いつでも気軽に話ができる仲間を作っておくことが、精神安定剤になります。
リモートワークで外出も制限され、ストレスが溜まるのはよくわかります。自分で自分をコントロールする方法を上手に考えることで、快適なリモートワークを実現していきましょう。
私の職住一体の生活経験が、少しでもお役に立てれば幸いです。
編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2020年4月10日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。