・外食産業の声 第一回 YouTube
「外食産業経営者100名がコロナ禍で悲痛の声訴え」
・外食産業の声 第二回 YouTube
「政党代表者と外食産業経営者のディスカッション」
外食産業が「自粛」を「要請」されている中、生き残るために最大の問題とも言えるテナント賃料。
その肩替わりを政府系金融機関に求める「家賃支払いモラトリアム(猶予)法案」。このコンセプトを提言してから、飲食店経営者たちから賛同の声が一気に押し寄せました。そして、それを実現する為に開催した「外食産業の声」記者会見。
(私は与野党と直接お話しをしていた関係上、会見の開催・出演ともに反対し、断っていたのですが、最後は説得されました…。「公太が出ないと始まらないじゃないか!」と熱い仲間から叱咤激励されました。今は、やって良かったかなと思っていますし、今後も最後まで発信していきます。しかし、不動産屋さんに誤解されたり、粘着系にデマを流されたりと、目立つと相変わらず負のエネルギーが寄ってくるのが面倒なところです(苦笑))
国会では家賃猶予支援法案を国民民主党がベース作成し、賛同した立憲民主党、日本維新の会、日本共産党、社会民主党が少しずつ修正・追加項目を出し合い、最後は飛鳥の早業如く纏まって共同提出にまで至ったのが4月28日でした。まさしく補正予算を審議するための予算委員会が開かれているさなか。
そして、「外食産業の声」も第二回を同日に開催しました。
「外食・その他産業がコロナ禍から生き残る為、最大の課題である家賃支払い -各党のトップに経営者たちが直接訴え-」というテーマで、ディスカッションを行ったのですが、急なお願いにも関わらず参加して頂いた各政党代表者の皆様、そして外食産業経営者の皆様には心から感謝申し上げます。
実はその中身についてレポートを書こうと思っていたのですが、翌朝の段階でアゴラ編集部から詳細な記事が出てきたのを見てしまい、ブログを書く気が失せ、昨日は全ての時間を事業の方に集中させて頂きました(笑)
一つだけコメントさせて頂きますと、
あの場に参加して頂いた国会議員はみな真剣に経営者の声に耳を傾けて下さり、本気で何とかしたいと思っている気持ちが強く伝わってきたと言うことです。
私は公正中立なモデレーターとしての参加だったので、淡々と冷静に進行を続けましたが、心の中は燃え滾っていました。
まだどうなるかは分かりませんが、与党も野党の動きに呼応するかのようにスピーディーに動き出してくれています。これも感謝です。私には大枠の提言ぐらいしかできませんので、ここから先は仲間と共に固唾を飲んで見守る事しかできません(1番大切な「行動」は、この国で唯一立法が出来る国会議員にしかできないことなのです)。
幸い、自民党の岸田政調会長からは給付金のような補助だけではなく(実際、家賃を補助・給付だけでやるのは、金額が莫大になり過ぎて、国民の理解も得られないと思います)テナントへの直接融資と合わせたハイブリッド型の話が出てきています。このスキームはキャッシュフローの流れが違うだけで、最終目的地は同じだと感じています。
とにかく、時間がありません。外食産業に限らず、「人」を集めるために「箱」が必要な業種は、今月末から来月にかけて、どんどん倒産や自主廃業に追い込まれていくでしょう。銀行から連帯保証を強いられる大手以外の経営者達は、先が見えない中で、これ以上借入を増やすのは怖すぎて出来ません(既にこれ以上借りられないところも多いです)。
どうか、一日でも一時間でも早く実現する為にスピードを上げて頂きたいと思います。
そして、ここで与野党連携が実現したならば、それを多くの課題が突き付けられているこのコロナ禍を乗り越える為の好事例にして頂くことも切に願うばかりです。
外食産業の声 第一回
廃業寸前…外食産業経営者100名がコロナ禍で悲痛の声訴え
【#外食産業の声 記者会見ダイジェスト版】
外食産業の声 第二回「家賃支払いの厳しさ、経営者が訴え 政党代表者と外食産業経営者のディスカッション」
編集部より:この記事は、タリーズコーヒージャパン創業者、元参議院議員の松田公太氏のオフィシャルブログ 2020年4月30日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は松田公太オフィシャルブログをご覧ください。