我が家の緊急事態宣言回想録~第2の新婚期①

緊急事態宣言が解除され、新たなライフスタイルが提唱されて、少しづづ経済活動が行われるようになってきました。

次女の幼稚園は6月1日から、長女の小学校は6月10日から再開しました。3月7日から学校と幼稚園が閉鎖となり、僕自身も在宅ワーク、人との接触80%減の生活を過ごしてきました。日本社会にとって、StayHomeの3か月は、Biforeコロナ+Withコロナ+Afterコロナと、これまでの社会を振り返り、これからあるべき社会像を見出し、変革を遂げる道筋を定め、実証・実装する期間であったとも言えます。

一方で僕の家族にとっても、StayHomeの3か月は、Biforeコロナ+Withコロナ+Afterコロナと、これまでの家族の在り方や、それぞれの役割、決まり事、家の中での過ごし方、全ての見直しを行う期間になっていました。その意味では「第2の新婚期」であり、「Afterコロナの福田家」に繋げるWithコロナでの意識改革と実証実験の場として「Home」がありました。

40歳で結婚し、45歳で長女、50歳で次女が生まれてくるプロセスは、横浜市会議員、衆議院議員と僕が階段を歩む時期であり、「社会の為に全てを犠牲にする」という思いの下、子供たちはワイフに任せきりで、何も関わっていませんでした。つまり家族のことは、何も知らなかったと言い換えることも出来ます。

物理的にも精神的にも、真の意味で家族と過ごした密なるStayHomeの3か月は、自分が何も知らないことを実感させられ、知る努力をし、その上で何をすべきなのかをワイフと話し合って「福田家流」を手探りで行動に移した期間でした。一般的には、そんな事も知らないのか、当たり前のことだろ、知らなくて議員やっていたのか、と言われることばかりだと思います。それでも、自分自身の反省を込めて記したいと思います。同じ思いをしたStayHomeパパがいたら、共感してもらえるかもしれません。日々3食を自宅でとる、こんな経験これまで無かったし…。

知らなかったこと

①ワイフの1日の過ごし方と忙しなさ
②長女の学校の勉強内容
③次女のわがままと泣き声の大きさ
④子供たちの態度
⑤注意の多さと褒めの少なさ
⑥規律や計画を守らせることの難しさ
⑦子供たちどうしのコミュケーション
⑧僕自身の家族への無頓着

2人の子供のいる家庭での1日はとにかく早く過ぎ去る。6時30分ワイフは朝起きて朝食をつくり、朝食後には子供たちの勉強をみる。お昼まで勉強を見ながら、合い間に食器の片づけ、掃除、洗濯、昼ご飯の用意。昼食を食べると、次女が午前中に出来なかったこと、やり残したことを教える。

15時になると買い物、夕食の準備。夕食の準備をしながら、家の片づけ、洗濯物の片づけ、子供の本の読み聞かせ。18時に夕食となり、食後は食器の片づけをしつつ、僕のZOOM飲み会用フードプレートの準備、そして次女に体操を教えている。終了すると次女と一緒にお風呂に入り、歯磨きをさせて寝かせる。それが20時。21時には長女に寝るように促す。その後、ネットで教育情報収集、翌日の子供たちの学習資料の用意、準備と続く。それが終るのが22時30分。こんな時間の過ごし方がStayHomeの平日、毎日続いている。

忙しないとしか言いようがないが、これが子供のいる女性の1日なんだと思う。家電が進化し、家事にかかる時間が削減されているとは言え、忙しい。一方、家族を構成する一人である父親・夫である僕は、Beforeコロナでは一切関わらず、任せきり、寝る前に肩もみをするくらいの貢献でした。

忙しない1日は、ビジネスの世界だけでなく、子供のいる家庭も同様で、何でも並列してこなすワイフの方が更に大変だと思うのです。それは、近所に住む母親の娘、近所に住む義理の母の嫁、僕の妻、娘の母、そして自分。この役割を平行にこなしていく器用さ発揮して、結果的に女性は忙しなくなるのです。

「我が家の緊急事態宣言回想録~第2の新婚期②」に続く。


編集部より:この記事は多摩大学ルール形成戦略研究所客員教授、福田峰之氏(元内閣府副大臣、前衆議院議員)のブログ 2020年6月10日の記事を転載しました。オリジナル記事をお読みになりたい方は、福田峰之オフィシャルブログ「政治の時間」をご覧ください。