大阪の川は、公園だった

井上 貴至

大阪に帰り、友人と街歩きをした。行政、都市設計だけでなく、民俗学にも詳しい友人の視点は面白い。

日本の都市の中で、公園の面積が飛び抜けて少ないのが、大阪と京都だが、京都は寺社仏閣が多いから、大阪の緑地面積は全国で最も低い。

友人は、近世の大阪で公園(公共空間)の代わりをしたのが川だったのではないか、という。大阪を代表する雑誌・上方には、水辺に楽しむ人の姿が描かれている。

現代において、暗渠化された・埋め立てられた川を取り戻すのは難しいかもしれないが、川をいかに使うかが大阪復活のカギではないか。

もう少し知りたい!
(2015.4.10)
え、ほんま。大阪の交通がめっちゃ「はなやか」に


編集部より:この記事は、井上貴至氏のブログ 2020年8月14日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『井上貴至の地域づくりは楽しい』をご覧ください。