こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
総裁選の討論の中で、「政権が決めた政策に反対を続ける官僚は異動させる」との発言が話題になっています。
組織である以上、決まったことにいつまでも逆らう人については対処をせざる得ませんから、特段に問題があるものとは私には思えませんが、関連して意思決定に関する雑談をば。
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小さいながらも組織のリーダーやマネージャーを務めていると、意思決定をする機会が頻繁に訪れます。
そこである種の基準=「決め方の決め方」のようなルール・哲学がないと、けっこう判断がブレるし何より疲れる。
なので、私が意思決定の際に大事にしている「決め方の決め方」としての信条は、
「一度決まった・完成したことは、変えるべき明確な理由や確信がない限りは変えない」
というものです。
一度決めた後にあっちゃこっちゃと迷い、判断を変えた挙げ句に「ああ、やっぱりそのままにしておけばよかった…!」と後悔する経験は、誰しもやったことがあると思います。
もちろん逆だってありつつも、やはり確信もないのに「変える」ことはリスクやコストが高いですよね。
そりゃ周りはあれこれ言ってくると思うし、その意思決定に反対していた人は特に最後まで抵抗してくると思いますが、そこで明確な確信も持てないのに変更を繰り返せば朝令暮改になり、周囲の信頼も失うばかり。
なので、
「これ、やっぱりやめた方がいいんじゃないですか?変えた方がいいんじゃないですか?」
などと意見・選択肢が出てきた時には、私は必ず「何か前提条件が変わったのか?本当に変更に足るべき理由があるか?その方が良いという強い確信が持てるか?」を自分に問いかけます。
そこで変更にロジカルな説明がつかない、少なくとも80%以上くらいの強い確信が持てない限り、当初の意思決定は変えずに進むことにしてます。
なんでこの「意思決定のセルフ黄金律(ゴールデンルール)」を導入するようになったのかは忘れましたけども(!)、今のところ上手く行っている気がしますし、変えるべき明確な理由が生じるまでこのままでいこうと思っています。
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人それぞれ政治家や経営者などリーダーにはこうした「意思決定のルール」があると思いますが、決まったことに従わない人はチームから外れてもらうというのは、こうした観点からも間違ったものではないように感じる次第です。
多くの指南書などが出ている通り、意思決定や組織運営は正解のない永遠の課題。
以上の自分ルールは自分ルールとして私も大事にしつつ、状況を見て改善を続けていきたいと思います。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2020年9月13日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。