大阪都構想、賢明なる判断を市民は下したようですね。
「大阪都構想」再び否決 松井大阪市長 任期全うし政界引退へ NHK
▽「反対」69万2996票。
▽「賛成」67万5829票。
反対多数で「都構想」は否決。
大差ではないけれども、相応の差がつきました。本当に、地域住民の投票結果というものは、有機的に政治に語りかけるものです。
実は大阪人クオーターのお姐、他人ごとではないと本家ともども固唾をのんで見守っておりました。なぜならば、東京都においても都区制度は必ずしも成功していなかったからなのです。政局ではなく制度の瑕疵として冷徹に見ていたのです。
お姐の愛読書『東京都区制度の歴史と課題』栗原利美著より
「都庁職員・特別区職員の考え方に強く存在する「都区一体性」「特別区一体性」という観念がいかに幻想であり、破綻したものであるかを明らかにします。」
この投票結果から聞こえてくる大阪市民の声を僭越ながらお姐超訳しますと…
「大阪の改革はして欲しいけれど“都構想”やない。維新もタイガイやけど、自民もアカンかったからお灸を据えたる。」
住民不在のパフォーマンスを戒め他山の石とするのは何をおいても、我らが花のお江戸の小池百合子東京都知事ではないでしょうか。
小池知事公約では退職金には触れず
これまでの知事選公約は以下の通り
その後知事報酬は半減、都議会においても2017年4月1日から都議の報酬2割カット(これはお姐公約)、政務活動費月額10万円カットも実現
実績に「都知事給与の50%カットの継続(全国最低給与)」(赤線部)とあります。どちらにおいても、「退職金」については触れておらず、昨年の本会議の一般質問では
「退職手当についてでございますが、現在の知事給与の減額措置というのは、私の都政改革に向けた決意と姿勢を明らかにするために、特例として実施をしております。退職手当を含めまして、新たな措置につきましては、現段階では考えておりませんが、今、私に課せられている使命というのは、まさしく都政改革をさらに推し進めていくことであると認識いたしております。」
(お姐超訳:知事給与は半減していてよ、えーー知事給与は半減!!退職金については…(スルー)ともかく都政改革は、すすめることとしてます!)
と答弁しておりました。
都知事選の喧騒や、総理の交代など政局の風が吹き荒れて、マスメディアもそして都議会、お姐自身においても大切なことを忘れていたのではないでしょうか?
あれ、小池百合子知事の1期目の退職金ってどうなってたの??!!
※良い子のみんな!知事はね、改選のたびに退職金が毎回もらえるんダヨ!!(議員はもらえないんだYO!)
小池知事はシッカリ3500万円を受領していた!!
東京都知事の退職金は、都民の貴重な血税。ハッと気づいたら、すぐ動くのがお姐!わたしはブレない。ズルことは許さない。
それってんで確認をいたしました。
その驚愕の結果は!!!
退職手当額(税控除前):34,944,000円
つまり約3500万円!!(条例上の満額!)
支払日:8月21日
※決済権者は東京都総務局人事部制度企画課長。あらゆる職員の退職金においては、知事がストップでもしない限りは自動的に支払われる制度となっている。
小池知事はいかにも自分は改革をすすめている「風」イメージ操作に余念がなく「東京大改革」をかかげ「東京の未来は都民と決める」と2 期目をチャレンジしながらも「自分の退職金は自分が決める」とばかりに、コッソリチャッカリ3千5 百万円もの高額退職金(決して一般リーマンではもらえないだろう巨額!)を辞めてもないのに、血税から受け取っていたのでございます。
知事を続けるのに3500万円もの退職金をもらう
これが「ワイズスペンディング」なのでしょうか?!
まずは取り急ぎ、知事の退職金という名の税負担をされています無辜なる都民の皆様に、この事実をお知らせ申し上げます。
お姐総括!
今般惜敗に甘んじた大阪都構想でしたが、大阪市長も大阪府知事も、改選のたびの退職金の受け取りを拒否しており、その点は「改革」首長として、筋を通されています。コロナ対策啓発活動についても、広告費を使わず関西ローカルに府知事が無料で出演して対策を呼び掛けておいででした。
一方の小池知事は都合のいいことや、自分が目立つことは血税使ってCMバンバンでて徹底アピール
都合の悪いこととなるとダンマリどころか、巨額の退職金を知事選挙前に都民にどうするか「都民ファースト」(笑)一丁目一番地の政策と掲げた「情報公開」もせずに、まんまと掌中におさめていたわけでございます。
わたしはブレない! ズルことは許さない!
引き続き都議会の必殺仕置き人として闇と闘い、皆様に「情報公開」してまいりますゾ!
★地域政党サミットin湯河原★
闘う母性議員が大集合!是非ご覧ください♪
編集部より:この記事は東京都議会議員、上田令子氏(江戸川区選出)のブログ2020年11月2日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は上田氏の公式ブログ「お姐が行く!」をご覧ください。