こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
ようやく衆議院での審議が一通り終了し、参議院の出番がやってきました。19日は財務大臣に、来週火曜日は日銀総裁に質疑です。
それに先立ち17日に麻生大臣から所信表明があったわけですが、「プライマリーバランス黒字化(2025年まで)」を強調されていたことが気になりました。
本日からいよいよ参議院財政金融委員会がスタート。麻生大臣から所信表明がありました。「2025年までにプライマリーバランス黒字化」を強調されていましたが、さすがに現状から考えると非現実的な目標のように思えるのだが…質疑は19日(木)です。
— 音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選出) (@otokita) November 17, 2020
財政健全化なんて完全に放棄していい、とは思いません(元来、私は財政保守・小さな政府という立場です)。
しかし、とりわけ金融経済が高度に発達した現在においては、世界各国の様子を注意深く見渡しながら、財政出動によって適切にアクセルを踏んでいくことが必要です。
その観点からすると、コロナ禍で各種の数値が悪化しており、先進諸国もまずは財政出動で景気回復!となっている現状において、プライマリーバランス(PB)黒字化に触れるのはさすがに時期尚早&非現実的ではないかと思います。
むしろ5年という短期でPB黒字化と財務大臣が発言すれば、「近い将来、増税があるのではないか」という猜疑心がマーケットに生まれ、景気回復にフタをしてしまう可能性もあります。インフレ目標達成にも向かい風では…?
こうした問題意識から、財政金融委員会では財務大臣・日銀総裁に見解を質していく所存です。
明日11月19日(木)の所属参議院議員の質疑予定①です。
♢音喜多駿参議院議員
【財政金融委員会】
(質疑予定時間)13:00~13:18
(内容)財政及び金融等に関する調査
(ネット中継)https://t.co/OK3kltV0wH#維新#音喜多駿 pic.twitter.com/kL6U2tHeiS— 日本維新の会 (@osaka_ishin) November 18, 2020
PB黒字化は目標ではなく結果。もちろん簡単なことではありませんが、少なくとも今は減税などの財政出動によって景気回復に努めるターム。
予備費の活用、3次補正の内容も含めて、是々非々の立場から提案を続けて参ります。
質疑準備のため、簡潔ながら本日はこんなところで。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2020年11月18日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。