菅首相の夜の会食がメディアにバッシングされています。確かに、国民に自粛を伺いながら、自分が会食しているのでは示しがつかないというのも事実です。
そんな中、昨日は仕事関係の会食がありました。東京にわざわざ出てきてくれた方も交えて、楽しくも有意義な時間でした。
そこで再認識したのは、ネット上でいくらコミニケーションをしても絶対に得られない情報がリアルなコミニケーションにはあるということです。
一時期「ズーム飲み会」というのが流行り、私も何回か参加しましたが、いつしかやらなくなってしまいました。
その理由は、リアルなコミニケーションと比べて「何か」が足りないからです。それは言語化されない場の雰囲気のような情報だと思います。
リアルな飲み会であれば、全員がその場に静かにいるだけでも楽しかったりしますが、ズーム飲み会では黙っていては、何も面白くありません。
プライベートな集まりだけではなく、ビジネスにおいても、ネットでは何かが足りないのは同じだと思います。
仕事においては、お互いの信頼関係が確立していれば、ネット上のやり取りでも、物事がスムースに進んでいきます。
ところが、初対面の人やお互いにまだ信頼感が醸成されていない相手の場合、ネット上で得られる情報だけでは、不安が解消できません。だから、リアルなコミニケーションをすることに大きな価値があるのです。
このように、コロナ渦によって、リアルなコミニケーションの価値がいっそう明確になったのは皮肉なことです。
批判があるのは承知の上で、新しいビジネスの可能性を広げるために、敢えてリスクを取って、これからもリアルなコミュニケーションを続けていくつもりです。
編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2020年12月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。