安倍前首相に不起訴報道→国会招致へ。流れるような展開に感じる胡散臭さ

こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

ここ数日、立て続けに安倍前首相に関する報道が続いています。桜を見る会への金銭補填疑惑は「不起訴」となる見込みであり、年内にも国会招致を実現して説明を果たすそうです。

もう世間もマスコミも完全に麻痺していますが、「不起訴見込み」とかどこから情報がリークされているんでしょうか?検察筋以外知っているわけがない情報です。

今回の一連の流れも読売新聞・NHKから特報がスタートして「流れ」が作られました。

検察が正式に発表する前に世論の「地ならし」がされていく。こういう社会には強い違和感を覚えますし、警鐘を鳴らさなければならないのではないでしょうか。

そしてこれを受けて、与党が拒み続けていた安倍前首相の国会招致を承諾へ。

公職選挙法での立件はなく、政治資金法で秘書・会計責任者のみが立件。この展開では世論が収まらないと判断し、多少のダメージを負いつつも「損切り」をして決着をつけようということでしょう。

この展開も検察不起訴報道と合わせて起こっていることから、何らかの確度が高い情報に基づいて事前に手が打たれていると考えるのが自然だと思います。

国会招致に応じて説明責任を果たすことは、やらないよりは勿論やった方がいいことだと思いますが、こちらも違和感がなんだか拭えませんし、やるならば最初から国会招致に応じて欲しかったの一言です。

安倍前首相や政府をただ批判するだけではなく、構造として「なんだかおかしい」ことも指摘・改善していかなければ、また疑惑が生じると似たようなことが繰り返されます。

度重なる検察からの情報漏えい疑惑については、私もいずれかのタイミングで国会質疑などでも取り上げていきたいと思います。

それでは、また明日。


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2020年12月19日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。