先日、自分が「痛い中年」であることを公表したところ、大変な反響があり。全国紙の編集委員からも「私もそうなんです!」「山下達郎、ユーミン、大好きです!」というメールを頂いた。
痛い中年かどうかは周りが判断することではある。ただ、本人自身は痛くも痒くもなく。むしろ、人生が楽しすぎて。それが厄介なのだが。
さて。我々、中年にとって、見逃せない超絶良イベントが、横浜そごうで開催中なのである。
横浜そごうで開催中の「鈴木英人の世界展」である。ゼミの先輩のFacebook投稿で知り。居ても立っても居られなくなり、愛車のBMW320iツーリングLuxuryを飛ばし、横浜に行ってきた。何度もアルコール消毒をし、入念な対策をして、のぞんだ。魂だけは消毒せずに。
結論から言うならば、そこは地上の楽園だった。なんせ、世代的には、山下達郎のアルバムジャケットや『FMステーション』の表紙やカセットレーベルの人、なのだが。懐かしいあの絵やこの絵、さらには最新型の彼のアウトプットなどを堪能できる、素晴らしい機会だった。
小学校の後半~中学、高校の頃は、彼が好きで好きでしょうがなく。思えば、大学時代に初めてMacintoshを購入した際も、彼の作品集のCD-ROMを手にいれたような。
今思うと、アメリカ的な世界がキラキラ輝いているのも、新鮮だった。そういえば、鈴木英人の作品を通じて知るアメリカにあこがれていたな、と。
30日までだが、自分の人生を振り返る意味でも、コロナを乗り越えた後の社会に希望を持つためにも、中年よ、横浜そごうに集結せよ。コロナ対策はしっかりと。
この本、激しくおすすめ。『FMステーション』の舞台裏がここに。
鈴木英人が描いた絵は、もちろん好きなものが多数あるが。この山下達郎のアルバムには特別な想いがあるな。最初のギターのカッティングの音は、この絵があるから、より気持ちよく聴こえたような。
編集部より:この記事は千葉商科大学准教授、常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2020年12月28日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。