チャーチル像の受難、またもや大統領執務室から撤去 --- 古森 義久

2021年01月27日 14:00

(古森 義久:産経新聞ワシントン駐在客員特派員、麗澤大学特別教授)

ジョセフ・バイデン氏が新大統領となったホワイトハウスの執務室から、英国のウィンストン・チャーチル元首相の像が消えた。ドナルド・トランプ前大統領が4年間、飾り続けてきた像である。このチャーチル像撤去の動きは、米英関係の新たな流れとともに、バイデン新政権の外交姿勢が前政権とどれほど異なっているかを象徴的に示しているとも言える。

「たかが先人の像ひとつではないか」「バイデン氏は執務室にトランプ氏の痕跡を残したくないだけだろう」と見る向きもあるかもしれない。しかし、そうした見方は歴史の背景をあまりにも軽視した反応である。米国大統領の執務室に何が置かれているかには、やはりその政権の特徴を示す深い意味がある。しかもチャーチルという人物は米国の歴史において特別な重みがあるのだ。

“特別な関係”で結ばれた英国と米国

バイデン大統領は1月20日の就任式の直後にホワイトハウス入りした。そしてその2日後の22日には、新大統領がホワイトハウスの中で最も長い時間を過ごすことになる執務室から、それまで置かれていたチャーチル像が消えた。もちろんバイデン氏が自らの考えに基づいて撤去したのである。

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