キングコング西野亮廣氏の吉本退所問題と富士登山の共通項

2021年02月05日 16:00

お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣氏の吉本興行退所に関して、様々な意見があります。

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西野氏のクリエイティブな能力は個人のものだから、吉本にいる必要はない。辞めるのは自然なこと。という意見も多くあります。

もちろん、個人が辞める辞めないはその人の選択です。

しかし、その人の今の活躍は、その人個人のものだけなのでしょうか?

「ビジネスパーソンの富士登山」という話があります。

富士山に登ったことがある人は多いでしょう。

しかし一合目から徒歩で山頂を目指す人はめったにいません。おそらく多くの人は、五合目から登るのではないでしょうか。私も五合目まではバスで行き、そこから頂上を目指して登りました。

もし、一合目から登ったとしたら、頂上までたどり着くのは、かなり大変だったはずです。

今は、一合目から五合目までの道は整備されていますが、まだ富士登山の習慣のない時代の人は、草をかき分け道なき道を進んだことでしょう。

この時の苦労に比べれば、今の富士登山はなんと快適でしょうか。

先人が切り開き、その後長い時間をかけて多くの人々が力を合わせて一合目~五合目、五合目~頂上と整備してくれたお蔭です。

Ryosei Watanabe/iStock

自分は車で五合目まで行って登っただけなのに、頂上に到着したという事実だけで「俺は俺の力だけで富士山登頂を成し遂げた!」「この偉業をもっと称えられるべきだ!」と自慢する人がいたら、あなたはどう思うでしょうか?

実は、ビジネスの世界では、このような勘違いをする人はよくいるのです。

何か達成した時、成果を出した時に、「これは、俺個人の成果だ」「俺の成果に敬意を払って、もっと俺の待遇を良くすべきだ」

私たちは、先人たちが切り開き、多くの関係者が長い時間をかけて整備しくれた場所からスタートをしています。

ビジネスパーソンも芸人も、古巣の環境やバックアップ、さらには会社の看板や信用があったからこそ出来たことも多いはずです。それを当たり前だと思っていないでしょうか。

そのことへの感謝の気持ちを忘れずに謙虚さを持って歩む人は、次のステージでも成功出来るでしょう。

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リーダーシップ教育コンサルタント、日本サーバントリーダーシップ理事長、株式会社レアリゼ 代表取締役、アゴラ出版道場2期生

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