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↑ というタイトル付けたんですが、本日はなんとたったの121人。下げ止まりどころか底を抜けて下がりました。「検査を絞ってるからダー」と割り算も出来ない人はいいますがだったら陽性率は上がるはずですがなんと昨日でも3.7%です。これはもう緊急事態宣言が解除された昨年の6月末くらいで、当時はいまの検査の1/2以下ですから、6月下旬なら50人くらいの感染者数です。ハア・・・・
専門家が当たり前のようにいってたことがフェイクだった
先日のエントリーにも書きましたけど、テレビでも専門家会議でも当たり前のように言われていた根本的な2点はフェイクでした。
まずは1点目。
人出が増えると感染拡大する
です。テレビで「人出が増えた、気のたるみだ」といくら煽っても現実はこうです。
むしろこのグラフだと、人出が増える方が感染は収束した。そんなことはないだろうから「人出と感染は因果関係がない」とするほうがまとも。ほかのデータを含めてこちら↓に書きました。「いや、因果関係はある」とするならデータを添えて反論してくださいといっていますがただの1人も来ませんでした。
まだ緊急事態宣言で消耗してるの?人の動きと感染には全く相関関係は無かった。
だから、緊急事態宣言を停止しようがリバウンドもこれから4ヶ月はない。リバウンドが存在するなら人出が増えた地域で陽性が増えないといけないがそんな気配さえも無いのになにを心配して経済をぶち壊すのか。アホなんか。
新規陽性が200〜300人以下になかなかならない理由もフェイク
「ひとの動きと感染拡大にはなんの関係もない」という古い感染学の常識がひっくり返る新事実。人出が増えて感染拡大しないわけがないというのはミクロの視点。しかし日本を含めて世界の多くの国が1/8前後にピークアウトしたという、「季節性」も「人の動き」も「ロックダウン」もまったく関係ないマクロの事実は、いままでの専門家は誰1人として理由を説明出来ません。つまりのいままでの常識では考えられないことが起き、誰も説明出来ないわけですね。
「人の動きと感染拡大は因果関係がない」というのを予測するのは非常に難しかったので仕方ないとしても、もう1点、ちゃんとデータを見ればわかったのにアホみたいに言い続けていたことがある。
若者が高齢者にうつす
です。これは完全に間違いであった。テレビに出てくる医者もこれでデータを読めないことが明確だった。わたしはずっと最初からそれはあり得ないといってきたが「とにかく若者は感染者数が多いから高齢者にうつしているに決まっている」と、ルートも考えずに専門家は言っていた。
ここでも説明したが
「若者が高齢者にコロナを感染させる」のは大嘘であったことが証明されてきた
若者が高齢者にうつしているなら、若者の陽性が減れば高齢者の陽性は激減するはずだ。
が、
昨日28日の東京
▽10歳未満が9人、
▽10代が17人、
▽20代が43人、
▽30代が50人、
▽40代が36人、
▽50代が30人、
▽60代が27人、
▽70代が40人、
▽80代が45人、
▽90代が30人、
▽100歳以上が2人
60代以上が20代の3.3倍!!!
1日の121人の年代別は、
▽10歳未満が1人、
▽10代が16人、
▽20代が22人、
▽30代が15人、
▽40代が24人、
▽50代が16人、
▽60代が8人、
▽70代が10人、
▽80代が9人です。
60代以上が20代の1.22倍!!!
「若者から高齢者にうつす」なら若者の新規陽性が減れば高齢者の新規陽性はもっと減らなくてはならない。ww
先日、群馬にいった時公営温泉では爺さんたちが風呂場で大声で誰かの悪口をいって、婆さんたちは広間で何十人も集まって宴会していた。「若者がうつすんだから、若者がいなければ平気」ということを確かに爺さんたちはサウナで語っていた(突っ込むのはやめにしておいたが)。これはみんなフェイクのせいが間違った認識が広がっている証明です。
もっと細かくみましょうね。まずは12月初旬〜中旬くらい。
GoToやめろという世論が強くなったとき、実は高齢者の感染は8割が施設内感染でした。
そして感染が大爆発した年初
家庭内感染は60%という驚くべき数字になりました。しかしそのときも高齢者の6割が施設内感染です。
※感染を広げないためには家庭内に封印してたとえその家庭が全滅してもほかに広げないことが防疫の基本であった。しかし、ピークアウト寸前なのにそれをしたために正月明けて医療崩壊して多数の死者を出した。まさにピークを前倒しにしたわけで、自粛しないと死者多数とかいってた人たちがきちんと総括して責任を負うべきなのではないかと自分は思う。
で、現在です。
現在は高齢者のほとんどが施設内感染です!!!
これで東京都の公園を閉鎖してなにか効果があるのか、本当に小池には説明して貰いたい。馬鹿なパフォーマンスやってるんじゃないよ!!
高齢者施設でなぜ施設内感染が治まらないのか、答えは簡単で認知症の人たちに強制的にマスクはできないし、部屋に閉じ込めは無理だし、大声で歌でも歌わせていないとなにをするかわからない。スマートニュースで東京を見てみると
いまだに都内で数十人規模ででるのは高齢者施設ばかり
では高齢者施設の封じ込めに東京はなにかしたかったことですよ。
もう何度書いたかわからないが、コロナで医療崩壊されないのであるなら、数百兆も国として損失出して金をばらまいて産業潰して子供に自殺させてという愚策をするより
高齢者の施設内感染抑え込みに数兆使った方がよほど確実
なのです。第100波が来ようが1000波が来ようが、データ見れば高齢者施設で施設内感染が起きなければ医療崩壊はしない。日本中の高齢者施設を数兆円掛けて改築して導線を防疫的に徹底的に変えるとか、施設職員のPCR検査を毎日行うシステムを作るとか、国の経済ぶっ壊すよりよほど安上がりでしかも恒久的に効果を持続する。ほかの感染症にも耐えられる。なぜこの案がでないのか不思議で仕方ない。頭がガチガチのコンクリートなのではないか。
ほんと、専門家と政治家がこれほど頭が固くてデータがわからないとはコロナが始まって一番の収穫でした。
編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2021年3月2日の記事より転載させていただきました。