小池都政の考える「医療崩壊の定義」はなかった

川松 真一朗

予算特別委員会での質疑

東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・都議会自民党最年少)です。

3月11日 都議会予算特別委員会で質疑に立ちました。夜通しの作業で徹夜で新宿を朝を迎えての登壇でした。

詳細は、今後ブログやYouTubeでご報告しますが、驚きと怒りの連続でした。
多くの議員が目前に控えた都議選の影響か、地元ネタ満載絵したが、私は都政の本質を改善することが最大の有権者へのお返しだと考えました。

個人は頑張っているが、組織としては発揮できず?

この1年間、東京都政の最前線は総じて頑張って下さっていると思いますが、上層部は「知事の顔色窺い」「責任の押し付け」「情報隠し」などなどを思わざるを得ない悪い組織の見本と感じてしまいました。

小池知事は「都政は伏魔殿」だと仰っていましたが、それは議会ではなく「都の役人文化」であり、特に伏魔殿は「東京都福祉保健局」だったという声が質疑後に、都庁舎内、マスコミから多数届きました。

【ポイント】
・「とことんステイホーム」は間違ったメッセージだ。体を動かす為に外に出ることまで行動を制限してしまっている。
・東京都に医療崩壊の定義は無いという答弁。
・専門家が言えば「医療提供体制逼迫」になるとの答弁。
・11日時点で、都立病院で確保している重症者病床は58だが、実際に入院されている方は11人。都立病院だけで47の空きがあっても医療崩壊目前はおかしいと指摘。
・入院調整本部という組織について年末年始前に機能強化をしていなかった。
・医療人材のマネジメントの不備
などなど

「医療を守る」派も、「経済を守る派」も、どっちにの味方にもなっていなかった都庁の中枢部。声の大きい人(マスコミ、世論などなど)ばかりを気にしてきた都政の姿が浮き彫りになりました。

尚、様々なご意見はありましたが、小池知事の姿勢については触れませんでした。誠意の無い言い訳を聞いても社会の為になりません。今回は、副知事はじめ最高幹部との政策論争になっています。私はこういう議論をやる為に政治家をやっているんだと自覚しました。