労働時間を短くして、収入を上げる「3つの方法」

2012年に会社勤めを辞めて独立してから、9年目になりました。独立当初は、とにかくがむしゃらに仕事をしていましたが、最近はできるだけ仕事の時間を短縮しながら、収入を上げることを心がけています。

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私がそのために実践している事は次の3つです。

1. 得意分野に特化する

自分の得意な仕事に特化し、苦手な事は周囲の人に任せてやってもらうことです。

私の場合、書類の整理や、スケジュール管理などはとても苦手です。自分が得意な新しいビジネスの企画をしたり、専門分野である資産運用に関する仕事にフォーカスすることで、限られた時間で最高のパフォーマンスが出せるように意識しています。

会社勤務の人は、自分の得意な仕事だけやるのはなかなか難しいかもしれません。でも、日頃から自分の得意分野を極めることを意識することで、新しいキャリア実現の可能性を高めることができると思います。

2. 不労所得の仕組みを作る

自分が働くことで得られる労働収入以外の収入源を作れば、労働時間を短くしても、同じ収入を得ることができます。

私は、国内外の不動産投資、毎月収益を稼ぐマイニング、特殊な私募債への投資など、毎月収益が入ってくる「不労所得の仕組み」を複数構築しています。仕事以外の安定したインカム収入を確保することで、無理をしてやりたくない仕事する必要が無くなりました。

不労所得の仕組み作りについては、インナーサークル資産設計実践会で多くの人が実践しています。

3. 都心に住む

仕事の時間として意外にかかるのが、通勤や移動の時間です。

私は以前都立大学に住んでいましたが、6年前に六本木、そして3年前に赤坂と都心に転居しています。その結果、移動にかかる時間が劇的に減少しました。ミーティングを行う場合も、先方に行くのではなく、赤坂にあるミーティングルームに集まってもらうケースが増えました。

また、先方に出向く場合でも、東京の中心部にいれば、どこに行くにもアクセスは極めて良好です。時間があるときは、山手線内であれば歩いて行くことも可能です。

もちろん都心に住めば家賃は高くなりますが、お金で時間を買うと考えれば、合理的な判断だと思っています。単純計算ですが、移動時間が月間30時間短縮できるなら、時給5000円の人なら15万円家賃を余計に払っても良いことになります。

「時間とお金」が人生の2つの大きな制約要因です。この2つの制約からどれだけ解放されるかによって、その人の人生の自由度が変わってきます。だとすれば、短時間で収入を増やす方法を極めていくべきです。

そして、手に入れた時間とお金を贅沢に自分の思う通りに使えば良いのです。

残念なことに、私の場合この3つの方法に気が付いて実践するまでに50年以上かかってしまいました。読者の皆さまには私と同じ過ちを繰り返して欲しくないと思います。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2021年3月31日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。