「ふわっとした民意」との戦い。信念曲げずに新年度に臨む。

東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・40歳)です。

令和3年度を迎えました。都庁舎はじめ様々な会社に新入職員が夢と希望を持って集ってきます。予算を審議し、執行状況をチェックする議会人としても新たな年度は常に身の引き締まる思いとなります。

都議会閉会したけど時間がない現実

さて、3月26日に都議会は閉会したものの29日は東京都医療審議会があったり、30、31日も都議会自民党の雑務整理に追われ中々自由な時間を見出せない年度末でした。が、ちょうど27日の土曜日の夕方に少しだけ隙間の時間が出来たので色々と過去のブログなどを点検しながら新年度からリニューアルさせようと企んでいるウェブサイトの展開や各情報発信などについての基礎整理を行いました。と同時に1月いや昨年の12月25日頃から完全コロナ対策モードで来ましたので、事務所内の山になっている書類や手をつけられないままの新年に届いた年賀状整理を行なった次第です。

自分の足跡

その私の個人ブログも2011年6月から始めたわけですが、その時々で色々な事を発信してきたなと思ったの同時に、結構、主張にブレが無かったりしていました。元々はアメブロで書いていたものを、個人ブログへと引っ越し作業を同時に行っています。例えば2012年3月に書いていたこちらのブログを読み込んでしままいました。

伝統を重んじる21世紀型の政治家目指して。

2012年3月20日のブログ

今、私が日々主張している事とそう変わらないんです。つまり、この時から「フワッとした民意」との戦いに臨んでいたのかもしれません。私は2011年にテレビ朝日を退社し、↑ブログ執筆当時は政治浪人中の身であったんですよね。つくづく感じるんですね。この時に政治家の質が悪くなっていたとするならば、今はどうなってしまっているのかと。

ちょうど、東日本大震災から約1年の頃です。この年の冬に安倍政権が誕生しました。「この10年」という括りで見た時に日本は、日本人はどうなってしまったのか考える必要があります。1人1人が考え行動する、マスコミや権力者に敷かれたレールを走っていても、その先に「幸福」は見出しづらいのは明らかです。

政治課題が増える中で

最近、至るところで「ジェンダー平等」が言われます。先週は報道ステーションのCMが物議を醸し出しました。私も思うところをYouTubeで語りました。

私はこのネット炎上はきっちりと双方の意見を分析・検証すべきだと思っています。

皮肉にも、これまで社会問題を解決しようと番組なりの正義感をもって権力に向き合ってきた報道ステーションが「権力側じゃない層」から叩かれた事も興味深く見つめています。

よく私自身は、常にこの日本を良くしたいと考え行動しています。それは1人1人の「真の幸福度」を上げる為です。当然ながら、今いるポジション、見える環境によって目指すものは違います。でも、誰もが希望を持てる夢を語れる社会が疲弊しきった日本に必要だと訴えてきました。その都度「理想を語られてもねぇ・・・」と揶揄されきたものです。マスコミから流れてくるのは暗い話題ばかり。そりゃ誰だって、先行き不安を感じます。

前例・慣習にとらわれず

だから、私は自民党所属の政治家でありますが、幅広く他党やこれまで接点のなかったグループの皆さんとも積極的に話を聞きながら最適解を求めて動き回っています。つくづく思うのは政治家って目標指数を立てづらいなぁという事です。これを安易にやると、議員報酬を下げるとか、法案や条例案を○○本出したとかになってしまいます。私はもっと大切な事は本質的な中身だと思っています。議員報酬下げて質を上げられるか?(政策スタッフの問題とか)、議員提案は役に立つのか?(思い先行で運用は?)などなど。でも、これらを実績として政治家がバーンと文言だけを並べると「バラ色の世界」が広がっているように見えます。

私はどうしても否定的です。本心から都民の皆様、国民の皆様の為にと思えばこそ、そういった陳腐なアピールは不要だと考えています。私の政策提言は質やリアルを求める結果、有権者には届きづらくなってしまい選挙に弱く、評判悪い政治家になっています。今年度は、このあたりの反省点も改善していきます。本当に重要な事を分かりやすくお伝えしていきます。

でも、考えてみて下さい。「政治家が目立つ」って、プラス面もマイナス面も含めて本当に良い事なのでしょうか。対外的に総理大臣が力強いリーダーシップを発揮するのは大切です。世界やアジアの中で全力で日本を主張するのは政治家の仕事です。しかし、日常の生活については、例えばコロナ禍でも政治家や行政が普段から動いていれば万人に行き届く制度が出来上がると思うのです。水のように空気のように流れていく、何年か経って「時の政治家の功績が評価されればいい」と本気で思っています。後から責めるマスコミ、アピールする政治家、こういう人達が「フワッとした民意」を形成していくんです。今の各知事達や野党議員達のコロナの政治利用ばかりのポピュリズムでは幸福な社会は実現できないですよね。なんて、自らを奮い立たせた4月1日です。

補足ですが、

私は都議会で、公営企業委員会というところに長く所属し、政策の専門家という点で族議員です。本来は地域医療と教育が政治テーマですが、運命的に水道、下水道、都営交通のマネジメントをやってきました。これこそです。政治家が目立ったらヤバいんです。常に当たり前のように、水が出る、水を流せる、バスや地下鉄に乗れる、これでいいんです。これが止まったら社会が困るのです。仮にトラブルがあっても直ぐに対処できる体制をどう作っておくかです。現代社会の情報過多時代に私は自分自身を失わず、必ず皆様のお役に立つという信念で精進して参ります。小池都政にはプラスもマイナスもあります。私は皆が黙っているマイナス面を改善し、東京都政発展の為、新年度も頑張ります!!

最後に、都営交通だとこんなブログもあった事を記しておきます。

東京の防災を考える。(2011年6月17日)

2011年6月17日のブログ