こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
本日その調査結果が発表され、君議員は当選無効との決定でした。
戸田市選管 スーパークレイジー君議員の当選無効を決定(NHK)
本件には
・異議申立がされる前から、選挙管理委員会の事務局長が辞任圧力をかけたこと
・スークレ氏が当選無効となると、公明党の候補者が繰り上がり当選となること
・さらにスークレ氏が「宗教組織による組織的関与がある」と疑義を発表していたこと
などの背景があったことから、当選無効に対して同情論やあるいは陰謀論が多く寄せられているようです。
スーパークレイジー君の当選無効について、戸田市選管が発表した説明資料は24ページの大作。一通り読みましたが、さすがに重大事項だけあって論拠をきっちり揃えてきた印象です。スークレ氏は不服申し立てから訴訟に入ると思いますが、追加の物証を出す必要があるかも。https://t.co/pMQdkm4i81
— 音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選出) (@otokita) April 9, 2021
24ページに及ぶ調査内容は、さすがに「当選無効」という重たい決断を下すだけあって、かなりしっかりした論拠を揃えてます。
過去に少年院にいたことで本人名義のマンション契約ができず、仕方なく友人宅に住民票を移して戸田市に暮らしていた #スーパークレイジー君。
それを「居住実態がない」と判断されてしまうと、これから逮捕歴のある人は政治参加しにくくなってしまうのでは?https://t.co/6VN8IOt07g
— 乙武 洋匡 (@h_ototake) April 9, 2021
一方で、光熱費の名義もすべて友人のままだったり、とりわけ郵便局に「転居届」を出していなかった・戸田市が出した公的な郵便物が届かなかったこと等は脇が甘かったという印象が拭えません。
24ページに渡る決定書・ポイント整理ファイルをみると、電気ガス水道などの使用量や提出レシートが少ないことなどを上げつつも、この転居届が出されていない・公的郵便物が届かないという点を選挙管理員会はもっとも重視しているように見えます。
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【速報】戸田市選挙管理委員会はスーパークレイジー議員 @makoto__9999 の戸田市議会議員選挙での「当選を無効とする」決定をした。スーパークレイジー君議員は「1年2年かかろうと徹底抗戦する」と語った。
— 畠山理仁/『黙殺』(集英社文庫)著者 (@hatakezo) April 9, 2021
やはり選挙直前に該当自治体に引っ越す場合は、あらゆるケースを想定してきちんと証拠を揃えておく必要があるな…と改めて感じる次第です。転居届や日常生活でのレシートなど、重要ですね。
今後の動きが気になりますが、そもそも論として3カ月以上の居住実態が必要という現行法も再考の余地有りかなと思うんですよね。
選挙2ヶ月前に転入し、議会・行政の酷さに一念発起して立候補みたいなのを禁じているわけですから。
「スーパークレイジー君」の当選を無効にhttps://t.co/fV4lb2UApg
— 松本ときひろ 弁護士 品川区議会議員 (@matsumoto_toki) April 9, 2021
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2021年4月9日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。