90代祖母の新型コロナワクチン接種体験談

濱田 浩一郎

昭和3年(1928)生まれで93歳になる私の祖母が、5月5日に兵庫県南西部のある市の病院で、新型コロナのワクチンを接種した。その様子を電話で聞いたので、以下にその内容をまとめてみたい。

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4月中旬頃に、近隣の市に住む親戚に予約してもらい、接種が可能となったのだ。その際、電話による予約とネットからの予約を同時並行して行ったそうだ。しかし、電話による予約の方は全く繋がらなかったとのこと。おそらく、予約開始の初日だった事もあり、電話が殺到したのであろう。

電話が繋がらなかった事もあり、不安を感じた多くの市民が市役所に押しかけたと祖母から聞いた。都市部でもこうした事は発生したとニュースになっていたのを私はその時に思い起こした。

幸運にも祖母は、ネットで予約が可能となった。それでも5月3日や4日の枠はすでに埋まり、5日の12時からのワクチン接種となったという事だ。

祖母によると、5月5日のワクチン接種はとてもスムーズにいったとのこと。親戚に車で病院まで連れて行ってもらい、病院に着くとすぐにワクチン接種をしてもらえたのだ。私はてっきり行列でもできて、長い時間並ぶ事になるのではと心配していたのだが、行けばすぐに接種してもらえたとの事で安心した。

新型コロナのワクチンは筋肉注射になるので、痛みは凄いか否かが読者の皆様も気になるところだろう。私も気になって、祖母に尋ねてみたのだが「痛くも何ともなかった」との事。拍子抜けしたようだ。

筋肉注射はとても痛いとの声も聞くが、果たしてどうか。こればかりは自分が打ってみないと何とも言えないだろう。痛いか痛くないかは人によって変わってくるからだ。

祖母はワクチン接種後も、今のところは倦怠感や痛みはないようで、安心している(若者の方が倦怠感等の副作用が出やすく、高齢者には出にくいと聞いた事がある)。

次回は3週間後に2回目のワクチン接種を行うとのことだ。これが、90代祖母の一度目のワクチン接種体験談である。


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