東京の高齢者にワクチンが効いている証拠
昨日は腹が立って腹が立って寝られませんでした。
東京都はいま、確かに新規感染者は増えている。が、しかし・・・
重症者が少し増えたが死者が増えない。
というのは感染者数の内訳を見ると
全部で新規陽性920人もいるのに70代以上がたったの18人!!!
明らかに高齢者比率が下がってきた。
グラフで見ると分かりやすい。
高齢者の接種が始まった4月中旬から1ヶ月半を経過したあたりで急激に高齢者の新規陽性が減ってきているのです。これはどうしてもワクチンの効果といわざるを得ない。東京の高齢者のワクチン接種率はこんな感じです。
ワクチンの接種率は70%を超えてきました。しかしかなり減速しているので80%まではいかないのではないか。
重症者は高齢者の場合、何ヶ月も入院している人がいるので減るのが遅くて「新規重症」なのか「ずっと重症なのか」「中等症で入院していて重症化したのか」がわからない。東京都は重症者におけるワクチンの接種率をきちんと発表して欲しい。そして好きでワクチン接種しない高齢者が勝手に罹患して重症化しようが緊急事態宣言の必要もありません。
このようなことをツイートすると必ず「そんなにはやくワクチンの効果が出るわけがない」というヤツがいるのですが、欧米では15~20%の接種率で収束に向かったのは現実であり、さらにみなさんは「2回目ワクチン打って2週間しないと抗体はできない」と思い込んでいる。
あのねえ・・・・ワクチン打って2週間経過してピッコーンと突然できるわけないでしょう。
ワクチンの効果はどれだけ持続するのか 専門医の予測は?【新型コロナワクチンの疑問に答える】
「ファイザー社やモデルナ社のmRNAワクチンの場合、初回免疫(1回目の接種)で、1週間から10日後にIgM抗体(ウイルスや細菌に感染した時、一番最初につくられる抗体)ができます。ただし、それほど強い抗体ではないため、徐々に効果が下がっていきます。2回目のワクチン接種をすることで、IgG抗体(IgM抗体が生成された後に産生される抗体)ができます。これは初回免疫で得た抗体より10~20倍くらい強い。2回目は免疫がすでにできているので、ブースト効果(追加効果)によって、即座に強い抗体ができるようになっていて、接種から3日もあればIgG抗体ができるとみられています」
実際に自分の体でデータ取った人がいました。
・初回接種後しばらくはまだ免疫はついていないから気を緩めてはいけない
・2回接種で抗体価は何倍にもなる(のでやはり2回打ちしたほうがいい)というのが分かるように身体を張って何十回もセルフ採血してグラフで可視化した(n=1だが)ので周りへの説明や説得に使ってくれていいぞ!#コロナワクチン pic.twitter.com/HMkZ5ZKRlQ
— 叢雲くすり(創薬ちゃん) (@souyakuchan) May 21, 2021
コレを見ますと2回目を接種して4日目から急に強い抗体ができています。上の説明の奥田研爾/横浜市立大学名誉教授のおっしゃるとおりです。しかし1回目でも弱い免疫ができており、5月の報道で
日本人だとこれくらいの中和抗体ができていることがわかっています。
つまり1回目のワクチンを打ってから2週間で弱い抗体ができ、ファイザーなら25日程度で強い抗体ができるわけですね。そうすると、4月中旬から高齢者のワクチン接種がはじまり、6月に急激に感染者数が減ったのが理解できます。ワクチンには感染を防止する効果はオマケ程度だと思っていますが、発症する人たちが減ればその層のウイルス放出量が減り、感染者が減るわけです。いみじくもずっとわたしがいい続けて来た「若者から高齢者にはうつしていない」というのが実証された形です。
実際、若者の感染拡大と高齢者のそれはまったく連動しない。断絶している世代で伝搬するわけがないのです。ほぼすべての規制はこの間違った認識からスタートしてるので効果がないのです。
これから東京のコロナはこうなる
東京都のデータではコロナの死者の60%が高齢者施設。しかしここずっと高齢者施設でのクラスターは出ていない。
そもそも年代によってこれほど違うのだから
河野大臣がいうように7月中に高齢者のワクチンが2回接種が終了するのであれば、8月5日には高齢者のほとんどが強い抗体を持っていることになり、
医療崩壊はしません!!!
これはわたしの予言や感想では無く、他国の状況から見た仮説ですがほぼ当たる硬い仮説です。
もちろんイギリスの例を見ても
ワクチンは感染そのものは防御する力はオマケ程度なので、第5波から第10000波と永遠に来ます。しかし誰も死ななくなればただの風邪ですのでみんな波のことさえ忘れるのです。さらにイギリスはファイザーの70%程度の効力のアストラゼネカ。日本のワクチンの効果のほうが強いはずです。もともとイギリス人の1/12しか罹患しないという素地もあります。
7月19日に正常化するイギリス 1日5万人の感染者も許容範囲内 「コロナとの共生」を模索
日本でもインフルエンザによる直接死は年間2000人、間接死が2~3万人ですので、これと同等程度なら社会に許容されるしそうしないと前に進まない。欧米はすでに動き始めました。
馬鹿げた緊急事態宣言よりこう言えば良い
で、緊急事態宣言です。しかもめちゃくちゃ長い。本当にバカなんかと思うくらい長い。バカなんでしょう。中にはこのままずっと緊急事態宣言続けたらゼロコロナになると思ってる人までいる。
オリンピックを観客入れてやって仮にクラスターが起きたら責任問題になる。そうすると選挙に影響する。だから緊急事態宣言をオリンピックの期間中出し続けて無観客にするというのが見え見えです。
わたしはこれでオリンピックなど見る気がなくなりました。子供たちの夏休みも林間学校も修学旅行もなくなり、図書館も公園も水族館も閉鎖です。なんで政治のために子供を犠牲にするのだ。さらには飲食店や観光業がもうもたないと悲鳴を上げているのに無視ですか。
で、ここに日本の政治の限界を感じるのです。いや、田中角栄あたりならもっとうまいことをしたと思いますが、管さんは小池百合子と同レベルでした。わたしならこういいます。
日本のワクチン効果と思われる現状、
ワクチンの接種率、を諸外国の例から検討しますと
8月15日の終戦記念日までにはコロナとの戦いに決着が付きます
みなさん、どうか、その日まで耐えてください。
その日が来たらマスクを含むすべての規制を全解放します
※ただし状況によっては延期の判断もあります(小声)
人は希望によって生きるものです。8月22日までと長い期限でダラダラと規制され、しかもそれで良くなるかもわからないのでは疲弊します。であれば政治が言わなくてはならない。必死に頑張ってワクチン打ってもまったくいいことが無ければ誰も打たなくなります。
きっちり夢を持たせることによって中高年にも8/10までにワクチン打たなければという気持ちにさせるのです。脅したりではなく自主的に「いまの状況を打開する」という意識を持たせる。いまのままでは重い気持ちで国民は潰され、働かなくていい層は「永遠に自粛しろ」になり、子供は生まれず結婚は減り、飲食店はどんどん潰れます。
抑圧では人間は動かない。希望こそが根源です!!!
ガースー(降格した)に届かないかなあ
この映画、マジで面白いから見て、プライムなら無料だよ。主役はガーディアンズギャラクシーのクリス・ブラッド。コロナで公開できなくなってAmazonが買ったらしいよ。
編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2021年7月8日の記事より転載させていただきました。