なぜオリパラ式典統括日置貴之氏のインタビューは不快なのか

アゴラ編集部

災いのつづく組織委ですが、なにをどうやっても「物言い」がつくような段階に到達してしまいました。五輪パラ開閉会式統括のインタビューがあまりに読後感が悪いと話題になっています。

五輪パラ開閉会式統括、組織委日置貴之氏が共通コンセプトに込めた思いとは - 東京オリンピック2020 : 日刊スポーツ
東京五輪・パラリンピック組織委員会は14日、東京大会における開閉会式のコンセプトを発表した。五輪パラ4式典の共通コンセプトは新型コロナウイルス禍において「前を… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)

東京五輪のそもそものコンセプトは「多様性と調和」だ!と言いつつも、組織委の責任者の日置貴之氏がまったく「多様性」に配慮していないということで、注目が集まっています。

共通コンセプトは「Moving Forward(ムービング フォワード)」、五輪開会式は「United Emotion(ユナイテッド エモーション)」、五輪閉会式は「Worlds we share(ワールズ ウィ シェア)」。

コンセプトの日本語は用意していない。世界に分かってもらいたいということで英語のみになった。
大会の基本コンセプトに『ダイバーシティー&インクルージョン(多様性と調和)』とある。この時代に『国民は』とか『世の中の人々は』という表現は完全な時代遅れだ。国民って誰? 人々って誰?

まあ、皆さんは日本人しか読まないメディアかもしれないけど(笑)。僕自身、海外でずっと生活してるので、やっぱりすごく不思議に思うところも日本にはある(笑)

この記事を読んだ方は、十中八九「なんだこの嫌なやつは?」と感じるのではないでしょうか?

オリパラの開閉会式は「多様性と調和」がテーマなのに「多様性」を全否定するこのようなインタビューに、多くの人がもやもやするものを感じています。

日刊スポーツの記者の手腕を評価する声もあります。

日刊スポーツも“ジャーナリズムに目覚めた”という指摘があります。目下の五輪関係者は、スポーツ紙の記者ですら、入社してすぐに失われたジャーナリスト魂を目覚めさせてしまう力があるようです。

同姓同名の明治大学准教授の方はもらい事故を受けているようです。ちょっと気の毒です。みなさん早とちりしないでください。

確かに今回の件は、巧妙な手口でマスコミの餌食になった感もあります。

問題にすべきは大会組織委員会の広報はいったいどうなっているのか?ということだと思います。

いよいよ明日に迫った東京オリンピック開会式。はたしてどうなりますことやら。