災いのつづく組織委ですが、なにをどうやっても「物言い」がつくような段階に到達してしまいました。五輪パラ開閉会式統括のインタビューがあまりに読後感が悪いと話題になっています。
東京五輪のそもそものコンセプトは「多様性と調和」だ!と言いつつも、組織委の責任者の日置貴之氏がまったく「多様性」に配慮していないということで、注目が集まっています。
共通コンセプトは「Moving Forward(ムービング フォワード)」、五輪開会式は「United Emotion(ユナイテッド エモーション)」、五輪閉会式は「Worlds we share(ワールズ ウィ シェア)」。
コンセプトの日本語は用意していない。世界に分かってもらいたいということで英語のみになった。
大会の基本コンセプトに『ダイバーシティー&インクルージョン(多様性と調和)』とある。この時代に『国民は』とか『世の中の人々は』という表現は完全な時代遅れだ。国民って誰? 人々って誰?
まあ、皆さんは日本人しか読まないメディアかもしれないけど(笑)。僕自身、海外でずっと生活してるので、やっぱりすごく不思議に思うところも日本にはある(笑)
この記事を読んだ方は、十中八九「なんだこの嫌なやつは?」と感じるのではないでしょうか?
■
オリパラの開閉会式は「多様性と調和」がテーマなのに「多様性」を全否定するこのようなインタビューに、多くの人がもやもやするものを感じています。
今回のオリパラ式典は「多様性と調和」がテーマらしいんだけど、この組織委のインタビューの受け答えが多様性を全否定しててワロタ。
謳っておきながらインタビュー五輪パラ開閉会式統括、組織委日置貴之氏が共通コンセプトに込めた思いとはhttps://t.co/HV56xjs7PT pic.twitter.com/hyYxuI2cVU
— ヨッピー (@yoppymodel) July 21, 2021
日刊スポーツの記者の手腕を評価する声もあります。
普通に取材してさらっとまとめているように見えるけど、読んだ全員を「何コイツ?」と思うように誘導する高等テクニックが随所にある。かといってあからさまに取材対象を揶揄しているわけでもないし、「検閲破り」のプロっぽさがある。マスコミ的蓄積の為せる技って感じが。https://t.co/dA0iZVa9Tp
— 柴崎祐二 (@shibasakiyuji) July 20, 2021
日刊スポーツも“ジャーナリズムに目覚めた”という指摘があります。目下の五輪関係者は、スポーツ紙の記者ですら、入社してすぐに失われたジャーナリスト魂を目覚めさせてしまう力があるようです。
五輪パラ開閉会式統括、組織委日置貴之氏が共通コンセプトに込めた思いとは https://t.co/BIOM6GVbmT
スポーツ新聞が軒並みジャーナリズムに目覚めていてすごい。通常ならインタビュー相手がアレでもこんな書き方しないもの。— 安田峰俊@竹林げ藏 (@YSD0118) July 21, 2021
同姓同名の明治大学准教授の方はもらい事故を受けているようです。ちょっと気の毒です。みなさん早とちりしないでください。
すでに昨日からいろんな人に言われるので、先にお断りしときますが、オリンピックの開会式を手がけるのは私ではなく、同姓同名の別の方です。もし何か起きても私は無関係なので凸らないで下さい。取材やまとめサイトへの転載もお断りします。Amazonのウィッシュリストとかも公開してません。
— 五輪と無関係の日置貴之 (@Zangiri_mono) July 15, 2021
確かに今回の件は、巧妙な手口でマスコミの餌食になった感もあります。
問題にすべきは大会組織委員会の広報はいったいどうなっているのか?ということだと思います。
いよいよ明日に迫った東京オリンピック開会式。はたしてどうなりますことやら。