ユダヤ人ネタを反ユダヤ監視団体に通報した中山防衛副大臣

アゴラ編集部

きょうオリンピック開会式ですが、そのショーディレクターだった小林賢太郎氏が、1998年のたった10秒のコントで解任されました。

もとは「実話BUNKAタブー」という超マイナーな雑誌のツイートですが、これを防衛省の中山泰秀副大臣が、22日の深夜2時に反ユダヤ主義監視団体、サイモン・ウィーゼンタール・センター(SWC)に通報。

それを受けて、22日早朝にSWCが非難声明を出しました。SWCは反ユダヤ主義やナチスに関連する行動を世界的に監視している団体。その声明は、大きな政治的影響があります。

それを受けて、オリンピック組織委員会は22日午前、ただちに小林氏の解任を発表。

これに対しては「手続きがおかしい」と、多くの疑問の声が出ました。

しかし橋本聖子組織委員会長は「中山氏からの指摘ではない」と否定。

中山副大臣については、これまでも異様な親イスラエルの姿勢に批判がありました。

防衛副大臣が、その所管でもないオリンピックに関して、政府内で調整しないで、反ユダヤ監視団体に通報するというのは、いかがなものでしょうか。これがなかったら、小林氏がいきなり解任ということもなかったのではないでしょうか。