東京都の感染者は史上最多も、重症は1人増加で死者は3人

東京都 新型コロナ 3人死亡 3865人感染 3日連続過去最多を更新しました。

東京都 新型コロナ 3人死亡 3865人感染 3日連続過去最多更新 | NHKニュース
【NHK】東京都内では29日、新たに3865人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、3日連続で過去最多を更新しました。…

入院患者はことし1月以来の3000人を超えているそうです。東京都の担当者は「感染者の増加に伴って入院患者も増えていて、医療のひっ迫が始まっている」と述べています。

高齢者のワクチンがある程度行きわたった今、東京都の重症者は1人増えただけで、都の死者は1日平均1.3人で半年前の12分の1になっています。

NHKサイトより

27日には東京都の福祉保健局長が、メディアに対して「不安を煽らないで頂きたい」と発言しました。

これに対し、「気の緩みだ」という反論を受けました。

いくら局長が発言しても、肝心の小池都知事が他人ごとでは、責任転嫁のように聞こえてしまいました。

東京都新型コロナ感染者過去最多。その時小池都知事は?
東京都内で28日、新たに新型コロナウイルスの感染者が初めて3000人を超え、過去最多となる見通しであるとNHKは報じています。 菅内閣の存続を危ぶむ論調もちらほら聞かれる中、当事者の一人である小池百合子都知事は、コロナもどこ吹く風...

さらに日本医師会は政府に対し、緊急事態宣言の対象を全国に広げることを検討するよう要請したそうです。

医療がひっ迫する=医療機関のコロナ患者受け入れ体制が拡充しない原因は、別のところにあるようです。日本医師会は、開業医の意見が強く、開業医の利益を守ることには積極的だからだそうです。日本医師会は、開業医と勤務医がおよそ半数ずついます。

「コロナ患者は受け入れたくない」病院がすぐ逼迫するウラにある"エグいお金問題" 民間病院が疲弊している根本原因
ワクチン接種率は上がってきたが、日本人が依然として感染を恐れているのは、医療機関のコロナ患者受け入れ体制が拡充しないからだ。精神科医の和田秀樹さんは「もともと厚生労働省による規制などが原因で赤字経営が多い民間病院はコロナ患者を受け入れるとますます苦しくなる」という――。

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