さて、今日のNEWSおくちゃんねるでは、自由民主党の『総裁選』についてお話ししました。
総裁選とは、
✔自民党のトップを選ぶ選挙
✔投票権を持っているのは、国会議員と党員・党友
✔(自民党が与党である場合)自民党のトップ(総裁)=内閣総理大臣
ということになり、自民党の総裁選は内閣総理大臣を選ぶ選挙ともいえるわけです。
なぁんだ、じゃあ国会議員でも自民党員でもない私には関係ないね。という声も聞こえてきますが、実はけっこう影響力があります。
たしかに、国会議員でも自民党員でもない場合、直接投票することはできません。しかし、今、自民党はある意味の緊急事態です。過去に類を見ないほど、総理大臣の支持率が低下しています。
このまま衆議院議員選挙に突入して、本当に勝てるのだろうか?
自分が勝ったとしても、与党(多数派)であり続けられるのだろうか?
という不安につぶされそうな自民党の国会議員もたくさんいるはずです。ですから、総裁選で誰を応援すれば、自分にとって得だろうかと必死に考えているはずです。日経新聞の調査を見ても、党員の支持率と広く国民の支持率には大きな開きがあります。国会議員同士の権力闘争とあらば、なおさら開きは大きくなります。
こうした状況だと、広く国民の意見、いわゆる民意が国会議員の行動を変えることにもつながります。是非とも、興味をもって見ていただきたいと思います。
一方で、総裁選は多くのメディアでも取り上げられることから、この秋に衆議院議員選挙を控える中で、自民党が有利になるではないかという指摘もあります。
(自民党が与党である限りは)内閣総理大臣を選ぶ選挙である以上、大いに論戦が盛り上がってほしいところですが、一方で、その報道のあり方には、充分に注意をしておかないといけないなと思います。
また、自民党以外の政党の発信にも注目していきたいと思います。