ワイドショーのコメンテーターが「共産党は暴力革命の党だ」と発言して共産党から抗議を受け、番組で謝罪しました。
共産党「暴力的な革命」めぐり「ひるおび!」八代弁護士が謝罪 https://t.co/XfP23wsYVQ
「先週の私の発言についてですが、私の認識は閣議決定された政府見解に基づいたものでした。一方、日本共産党はそれをたびたび否定していることも合わせて申し上げるべきでした。申し訳ありませんでした」
— 産経ニュース (@Sankei_news) September 13, 2021
しかし「閣議決定された政府見解に基づいたものでした」というのはどうなんでしょうか。
ひるおび八代英輝弁護士が謝罪 「共産党の暴力革命というのは、閣議決定された政府の公式見解に基づいたものでした」=ネットの反応「さすが八代弁護士!頭いーねw」「党じゃなく国の見解でしたスミマセンwww」「ワロタw もっとヒドイ結果になっちゃったw」 https://t.co/eXuVHTmlTi
— アノニマス ポスト ニュースとネットの反応 (@anonymous_post2) September 13, 2021
共産党は「綱領にそんなことは書いてない!」と激おこ。
コメンテーターの発言は、「暴力的な革命を党の要綱として廃止していない」という虚偽発言への撤回・謝罪になっていない。 https://t.co/IOQnipiNqT
— 志位和夫 (@shiikazuo) September 13, 2021
厳密にいうと共産党が正しいのですが、政府見解には「暴力革命」という言葉が使われています。
安倍前総理「日本共産党は、昭和26年から28年にかけて、革命の正当性、必要性を主張し、党組織や党員が殺人や騒擾などの暴力主義的破壊活動を行った疑いがあります。現在においても暴力革命の方針に変更はないものと認識しており、破壊活動防止法に基づく調査の対象になっているものと承知しています」 pic.twitter.com/XYjVhz5Wt1
— 国会ウォッチャー@総選挙まで安倍・菅政権振り返り中 (@kokkaiwatcher1) September 13, 2021
これを「やっぱり暴力革命を捨てていない」と解釈する人もいます。
共産党は公安も認定する通り暴力革命の路線を捨てておらず、TBS番組でコメンテーターの方が言いたかったことは正しいです。ただ、党綱領には書いてないので、その点が不正確でまずかった。動画でも解説しました。https://t.co/h4pZHmCI1U https://t.co/ULjcRbLUuU
— 音喜多 駿💉💉(参議院議員 / 東京都選出) (@otokita) September 12, 2021
「それはごまかしだ」という反論もあります。
これは八代氏がまた誤魔化しただけだ。「暴力革命を掲げた綱領を共産党は廃止してない」ということと、公安が「暴力革命の可能性ありとして捜査対象にしている」こととは違う話だ。その閣議決定は維新の鈴木議員の質問に答えたもので、さらに昨日維新の音喜多議員が八代氏を擁護して述べたロジック。
— 住友陽文 (@akisumitomo) September 13, 2021
政府見解は「敵の出方論」というかなり古い話を根拠にしているのですが、共産党がそれを正式に撤回していないことも事実です。
TBSも”きちんと”訂正すべきだろう。日本共産党は「いわゆる『敵の出方論』に立った暴力革命の方針に変更はないものと認識している」との答弁書が内閣によって閣議決定され、政府の公安調査庁によって破壊活動防止法に基づく調査対象団体とされている団体であることを含めて間違いなく説明すればよい。 https://t.co/BRyA2761Xu
— 丸山 穂高 (@maruyamahodaka) September 11, 2021
しかし志位委員長が21年も続き、委員長選挙も行われない「民主集中制」の独裁体質はいまだに変わっていないという元党員の内部告発もあります。
【志位委員長独裁】
破防法に基づく調査対象団体であり、暴力革命の方針を堅持する日本共産党。志位委員長独裁体制の下、国民や弱者の願いよりも、党官僚らの生活や利権の維持が最優先される。元共産党員の松崎いたる氏が実態を告発!日本共産党と志位委員長の「同調圧力」 https://t.co/Y1mYGAqZup
— 月刊『Hanada』編集部 (@HANADA_asuka) September 13, 2021
現実には先進国で暴力革命なんかできないんですから、あまり議論してもしょうがないと思いますが、今度の総選挙で立憲民主が選挙協力するので、過去の歴史を否定するのかどうかも含めて、はっきりさせたほうがいいと思います。