「あいつは終わった」からの捲土重来で、岸田総理誕生へ。一方の河野太郎さんは一人負けで…
こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
まずは国民の前で活発な議論を繰り広げていただいた4候補と、すべての陣営の皆さまに心から敬意を表したいと思います。
今回、「永田町の論理」で岸田氏が手堅く勝つだろうという予想は早くから出回っていたものの、一時期は「あいつは終わった」とまで言われていたのです。
そこからの逆転劇。まさに兜を脱ぐ他ありません。
岸田文雄氏の諦めない姿勢と、敗北しながらも宏池会をまとめ上げてきたリーダーシップは、見習うべき点が多々あるなと感じた次第です。
きたるべき衆議院総選挙においても、想定以上に厳しい相手になるでしょう。
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一方で今回の総裁選で、手痛い敗北をしてしまったのが河野太郎さんです。
そもそも推薦人を集めて出馬できた時点で存在感を発揮した野田聖子氏、予想以上の大健闘で旋風を巻き起こして知名度を高めた高市早苗氏。
勝利した岸田さんはもちろん、他の候補者もそれぞれ下馬評を上回る活躍で名を挙げたのに比して、河野太郎さんは「一人負け」になってしまった格好です。
政治の世界では選挙の数字・票数がすべてであり、この結果には厳しい評価が下ることになります。河野太郎さんにはここから強烈な「遠心力」が働くことは想像に難くありません。
岸田内閣ではなんらかの処遇をされることは間違いないものの、地方創生大臣として飼い殺しにされた石破茂氏のような「党内野党」ルートに突入してしまう可能性もあります。
ですが、何よりまだ58歳と(永田町の価値観では)お若い方ですし、突破力で大改革が期待できる数少ない自民党政治家として、岸田氏のような捲土重来を図ってほしいなと僭越ながら思うばかりです。
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さあ、そしていよいよ臨時国会、そして衆院選へ。
吉村副代表が言うように、岸田氏の内向きな方向性で日本が成長するとは我々には思えません。
大胆な積極財政と金融緩和は継続しつつ、アベノミクスでは成し遂げられなかった車の両輪である規制緩和・構造改革が今こそ必要です。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2021年9月29日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。