大阪で感じた「新興国の匂い」

短い期間の大阪ステイでしたが、同じ日本国内であっても、東京と大阪には様々な違いを感じました。

まず気が付いたのが、大阪の物価の安さです。ホテルの料金などはほとんど差を感じませんが、街中の飲食店に入ると価格の違いが顕著です。

週末に行った日本最古という老舗のおでん(関東煮)屋さんでは、味がしっかりとしみた大ぶりの大根がわずか200円でした。また、人気のお好み焼き屋さんで注文したイカゲソは400円でした。ローカルな飲食店では、東京に比べると2割から3割は、価格が低い印象です。

また、心斎橋のスタイリッシュなホテルの裏側には、高層の建物とは対照的な古びたローカルな大衆居酒屋が密集していました。そのコントラストは、アジアのどこかの国で見たような光景でした。

難波の商店街にはギラギラの派手なネオンのお店がひしめいています。その看板の色彩は、東京では見られないセンスです。

ホテルの近くにはアメリカ村(通称アメ村)がありましたが、深夜に通りかかると公園には大量の若者がたむろしていました。コンビニで買ったアルコールで立ち飲みするのは東京でも見られる光景ですが、ここでは地べたに座り込んで多くのグループが語り合っていました。

何だか若者のエネルギーが爆発しているような活気は、最近の日本ではあまり見られない光景です。東京と人口ピラミッドが異なる訳ではないとは思いますが、この情景も若者の人口が多い新興国と重なって見えました。

今回の大阪で感じたのは「新興国の匂い」でした。

新型コロナウイルスの感染拡大で、海外には2年近くことができていませんが、大阪に行くと東南アジアのどこかの国の街角にスリップしたような感覚を味わうことができます。

やはり大阪は東京にはない多面性を持つ魅力的な街です。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2021年10月4日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。