岸田総理!「新自由主義的な政策」ってなんですか?

岸田総理!「新自由主義的な政策」って具体的になんですか?→さっぱりわかりませんでした(多分本人もわかってない)

こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

本日で、衆参3日間に渡る本会議・代表質問が終了しました。

維新は衆議院では馬場伸幸幹事長が、参議院では片山虎之助共同代表が再三に渡り

「総理の言う新自由主義とは何なのか」
「具体的に、どのような新自由主義的な政策が行われてきたと考えているのか」

と問うてきましたが、岸田文雄総理からは

「新自由主義には、市場原理主義で優勝劣敗という冷たいイメージがある

という謎の答弁が繰り返されるだけでした。いや、言葉のイメージで答えられましても。

そもそも「新自由主義」という言葉には党派性を帯びた批判的な意味合いがあるので私は積極的に使いませんが(市場と自由競争を尊ぶ自由主義で十分)、具体例があればまだわかる・論争になるんですよ。

解雇規制が完全に撤廃されて、正社員がどんどん首を切られるようになったとか。

株式会社が農地取得ができるようになって、農業分野における競争が激化したとか。

電波オークションが解禁されて、普通の民間企業でもお金があれば電波事業に参入できるようになったとか。

その結果、格差が開いて世の中が貧しくなったけしからん!というなら理解できるのです。

でも、これらは何一つ自民党政権・アベノミクスで実現していません

結局は自民党も岸田総理も、経済成長できなかった失敗を体よく世間から評判の悪い、「冷たいイメージ」のある新自由主義に押し付けているだけなんですよね。

既得権益をひたすらに守り、規制を強化して新規参入を阻んでいれば、そりゃあ世界に置いていかれて経済成長は鈍化、成長がなければ分配もできず格差は開く一方です。

改めて私たちは、いわゆる「新自由主義的な政策」が行き過ぎたから格差が開いたのではなく、自由競争と民間の活力を信じる規制改革が足りなかったから現在の停滞があるのだと改めて主張していきたいと思います。

維新の改革プランについては、藤田文武議員が流行りのグラレコ(グラフィックレコーディング)にしているので、ぜひこちらも御覧くださいませ!

動画でも政策の話をしています。

それでは、また明日。


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2021年10月13日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。