楽しさよりも焦りを感じてしまう「気の早いクリスマス」

今週ランチでいつものサラダのお店に入ったら、BGMに早くもクリスマスソングが流れていました。

Dasha_Romanova/iStock

先週末は、ハロウィンの騒ぎをメディアが報じていたと思ったら、もう次はクリスマスという訳です。

日本では、ハロウィンは定着してきましたが、サンクスギビングは馴染みが無いので、11月のイベントが無い。そこで少し早くからクリスマスで盛り上げようとするお店が多いのです。

子供の頃は、クリスマスと言えばプレゼントがもらえ、ケーキが食べられ、街が賑やかになるのがとても楽しかった思い出があります。

しかし、最近はクリスマスが近づくと、1年が終わってしまう気がして、なんだか焦りを感じてしまうのです。

「この1年、自分は何をやってきたのだろうか?」
「まだやり残したことがあるのでは無いか?」

そんな声が聞こえるような気がして、締め切りに追われて原稿を書いているような気分になってきます。

お店にとっては、クリスマスはプレゼントや会食などで盛り上がるマーケティング上の重要な行事なのかもしれません。でも、クリスマスの音楽や装飾はせめて12月に入ってからにして欲しいというのが個人的な希望です。

11月は、美味しい和食でも食べて、日本の秋から冬への季節の移り変わりをゆっくりと味わいたいものです。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2021年11月2日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

アバター画像
資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。