静岡焼津漁港「カツオ」事件の衝撃

静岡県焼津市の魚市場で大量のカツオを盗んだとして、カツオの一部を計量せず運び出した漁協職員、水産加工会社元社長、運送会社員など7人が逮捕されました。地元のみならず全国に衝撃が広がっています。

漁協職員がカツオを大量窃盗…「焼津港では水揚げが減る」「30年前からうわさあった」
【読売新聞】 静岡県焼津市の魚市場で大量のカツオを盗んだとして、焼津漁業協同組合職員ら7人が逮捕された事件が、地元に衝撃を広げている。以前から、水産関係者の間では「焼津港では水揚げが減る」と指摘されており、長年にわたって不正が続いて

焼津漁港の海産物の水揚げ額は全国トップですが、そんな伝統の漁港で事件が起きました。

静岡県焼津市にある焼津漁港 Wikipediaより

氷山の一角であろうという指摘も。

同漁協の計量責任者らが窃盗を主導し、水産加工会社は盗品を安く買い上げて、盗難に関与した漁協職員らに一回十万円ほどの報酬を支払っていたそうです。

焼津・カツオ窃盗容疑 漁協職員ら、さらに3人逮捕:中日新聞しずおかWeb
焼津港(焼津市)で水揚げされたカツオを無断で抜き取った窃盗の疑いで焼津漁協職員ら四人が逮捕された事件で、県警は二十七日、新たに同漁協職...

焼津ではマグロも多く水揚げされています。

本来、漁協と漁業者は一心同体であり、信頼関係があってこそ漁協は成立している組織だったそうですが、その信頼に漬け込んだ事件となりました。

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日本の縮図でないといいのですが。