木下ふみこ都議の会見内容は、よく練られており、概ね了解していいのではないか

議員辞職表明記者会見での本人の会見内容は、よく練られており、概ね了解していいのではないか

小池さんとの直接の会談が、最終的に木下都議の議員辞職の決断に繋がったようだ。

小池氏と木下氏 木下氏Twitterより

代理人弁護士の発言の中にちょっと耳障りな部分があったが、本人にはそこまでの発言をする意図はなかったようなので、この部分は木下都議追及の材料にはされない方がいいだろう。

いずれにしても、本人からの自発的な議員辞職の意思表示がない限り木下都議の議席を剥奪することは出来なかったのだから、ちょっと決断が遅かったのではないかという批判が出て来るのは自然ではあるが、まずは本人から辞職の意思表示があったことは評価されるべきであろう。

くれぐれも過剰なバッシングはお止めになることである。

誰でも間違いをすることはある。

読者の皆さんも、私も。

間違いを犯したからと言って、それですべてが終るわけではない。

間違いを犯した人は,素直に謝罪し、心からの反省をして、もう一度出直すことである。

最後の最後、小池さんの一言が役に立ったようで、まずはよかった、と言うべきであろう。

件の都議については、小池さんのものの言い方がよかったのではないかしら

多分、小池さんの昨日の発言が件の都議会議員の心の琴線に触れたのだろう。

私は、貴女を信じています、というのが昨日の小池さんの発言で最も大事な部分だったと思う。

バッシングの嵐の中で、なお、私は貴女を信じています、というメッセージほど相手の心に突き刺さるものはないはずだ。

「私は、賢明な貴女を信じています。」

世の中には口撃が得意な方が多いが、激しい口撃に晒さられると、大抵の人は内に閉じ籠ってしまうはずだ。

それでは、なかなか相手には思いが届かない。

小池さんにしか言えない言葉だったろう。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2021年11月22日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。