アゴラでの記事「飽食した欧州が途上国に石炭を禁止する「偽善の祭典」」に以下のことが書かれていました。
世界では30億人が薪や木炭を料理や暖房に使い、毎年380万人が木材の煙による室内汚染で死亡している
ということに関して、ツイッターで以下のことをつぶやきました。
そうしたら、次のつぶやきをいただきました。
確かWHOの報告でも年間数百万人の方が煙害による呼吸器系の疾患で亡くなっていると。途上国では、煮炊きに使う竈は子供の仕事だったりするので、子供の死亡者が多いと記憶してます。さらに薪で料理している地域は無電化である比率も高いのが現実です。 https://t.co/OmYbWJcmGP
— 再エネプロバイダー (@kazykko) November 26, 2021
Lomborgさんの論文によると、「地球温暖化は間違いなく課題ですが、福祉と死者の数の両方で測定される他のほとんどの人間の課題に比べてかなり小さな問題です。」(グーグル翻訳)だそうです。死者は、屋外大気汚染、屋内大気汚染、安全でない水、鉛、不衛生が原因です。
ということで、Lomborgさんの論文、
“Welfare in the 21st century: Increasing development, reducing inequality, the impact of climate change, and the cost of climate policies”(Bjorn Lomborg, Technological Forecasting and Social Change, Volume 156, July 2020, 119981)
の一部を紹介します。
この論文はオープンジャーナルで、誰でも無料で読むことができます。 雑誌のインパクトファクターも8.593と高く、れっきとした査読付き学術論文雑誌です。該当論文は出版から1年間の現時点で10回もの被引用回数があり、ソーシャルメディアでは14800回もとりあげられているようです。