大きく成長したコミケ前演説と表現の自由、多様性について

こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

今年は2年ぶりにコミケ街宣が帰ってきました!!

2013年に始祖である山田太郎さんが開始し、私は2014年冬から参戦。それ以来、コロナで不開催の時を除いて皆勤賞でマイクを握ってきました。

AFEE坂井編集長が言っているように、最初は参加議員なんて我々以外にはおらず、ある意味ではマイクを押し付けあっているような状況だったのに(苦笑)、

AFEE公式HPより

今や大勢の「表現の自由戦士」たちが相集うようになり、10分刻みのスケジュールを組まなければ時間が足りないほどの一大イベントになりました。

2016年の参議院選挙で、山田太郎さんがまず29万票という得票を叩き出したことをきっかけとして、2010年代後半は選挙の前だけ現れて

「漫画・アニメ・ゲームが大好きです!」

ということだけ述べて帰る不届き者も多数いたわけですが、最近の演説参加者は名実ともにかなりレベルアップされてきた印象です。

コミケ街宣は聴衆も耳が肥えているので、上っ面だけの政治家はすぐに見抜かれますよね?!

そんな中で私はほぼノープランで現地に向かいながら、やはりコミケ前に来るとテンションが上って

・大阪府の男女共同参画表現ガイドラインが修正に至った経緯と、多くの方が関心を持つ重要性について
・政府は緊急時には漫画。アニメ・ゲームやイベント催事に対して大胆に介入して支援するべきだが、平時は「何もしない、環境のみを整える」ことが最大の支援であることについて
・表現の自由の根幹である真の「多様性ある社会」とは、誰もが自由で快適に過ごせる社会ではなく、みんなが少しずつ不愉快なことや理解できない価値観を我慢・許容して認め合う社会であることについて

などについてお訴えをさせていただきました。

手前味噌ながら、最古参力を発揮してなかなか良い演説ができたのではないかと思います?!

登壇前の国民民主党・玉木雄一郎代表とパシャリ。

公党の代表や政調会長も参加するほどに成長したコミケ演説、これからも大いに盛り上げてまいります。

明日はいよいよ大師走。私も再びコミケ会場へと向かい、松本ときひろ区議会議員のブースで売り子をやります!「東J-42a」です。

これを持って私も年内の政治活動をすべて終了したいと思います。コミケに来られる方、また現地でお会いしましょう^^

動画でも本日の演説内容は解説しました。

それでは、また明日。

東京ビッグサイト coward_lion/iStock(編集部)


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2021年12月30日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。