昨年は新型コロナという感染症と闘う一年となりました。皆様も大変な生活を強いられ、政治の不作為に憤られたのではないでしょうか。私なりに奮闘して参りましたが、至らなかった点をお詫びし、お世話になった多くの方々に感謝申し上げます。
振り返れば、2021年の年明けから何ら成果をあげていないにも関わらず、“世田谷モデル”続行の予算案が提出され、わが会派(無所属・世田谷行革110番・維新)は、唯一反対を貫きました。この判断は、新たにオミクロン株の感染拡大が取り沙汰される現在も、間違ったものではなかったと自負しています。PCR検査も抗原定性検査も適切な使用によってこそ効果を上げるものであり、パフォーマンスや思い付きで実施するものではありません。総合力と決断力のない、場当たり的な振る舞いを続ける保坂区政には、呆れるばかりです。
また、行政にはワクチン接種という新しいミッションも与えられました。私は数ヵ所の会場へ視察に赴きましたが、慣れない中で現場の職員はよく対応していたと思います。しかし、トップである保坂区長は、ワクチン供給について二転三転する政府に対して批判ばかり行い、区民を安心させるための情報提供を行うことなく、ただただ不安を増幅させるばかりでした。我々はこの点も厳しく追及しました。
前代未聞の世界的なコロナの感染拡大の中で挙行された東京オリンピック・パラリンピックは、反対派の懸念を払拭し、私たちに期待以上の大きな感動を与えてくれました。予定されていた小中学生の観戦プログラムについて、世田谷区は何のためらいもなく中止しました。ギリギリまで主催する東京都と交渉し、実現へ努力しようとする姿勢はついぞ見られませんでした。教育の専門家を自称する区長の本性とは、こんなものなのです。
9月にはようやく、繰り返し問題視してきた“世田谷モデル”が廃止となりました。区はこっそりHPに告知していましたが、これまでの経緯や今後の展望を区長が直接、区民に語ることはありませんでした。導入当初の「誰でもいつでも何度でも」のお祭り騒ぎとは打って変わって、まさに逃げるようにして終了しました。私の議会質問によって、5億円もの血税の無駄遣いとその詳細が明らかになりました(コチラ)。まったくもって腹立たしい限りです。
コロナ禍が完全に終息していないことから考えても、今年も厳しい年となりそうです。しかし、国民が力を合わせて難局を乗り越える他はなく、政治家は果敢にそのリーダーシップを発揮し、国民を善導すべきです。私も私の立場で、引き続き全力投球して参ります。ご注目ください!
1月には、区政報告会を開催予定です。若干、まだお席の余裕があります。ご参加頂ける方は、[email protected] までご一報ください。