日本時間15日、南太平洋のトンガ諸島の火山島「フンガ・トンガ‐フンガ・ハアパイ」で大規模な噴火が発生しました。周辺では1メートル近い津波が発生しました。
トンガ周辺では、昨年の12月からたびたび噴火が発生していました。トンガ諸島は日本列島と同じ環太平洋火山帯の一部です。
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かなり大規模な噴火だったようです。
トンガの噴火、ニュージーランドやオーストラリアと比べるとその規模感がわかるだろうか pic.twitter.com/FJBTr3f13C
— 走る人参(気象予報士) (@Runninzin) January 15, 2022
気象庁は、日本周辺の大きな潮位変化を観測しましたが、難しい判断に迫られました。
【気象庁会見】
・今回の潮位変化は津波と言っていいのか分からない
・日本周辺で原因不明の大きな潮位変化が発生
・地震の津波とは違うと考えられるが、津波警報の仕組みを利用してお知らせした
・トンガ諸島で発生した大規模噴火の影響とみられる
・解除の見通しは立っていないが状況をみて判断する— ライブドアニュース (@livedoornews) January 15, 2022
トンガでは、海底ケーブルが寸断されてしまい、現地では情報を得ることもできないようです。
トンガ、Cloudflare側もトラフィックが完全に0になっているので、トンガ唯一の海底ケーブル「Tonga Cable」がやられているな。今回は火山の噴火なので、バックアップの衛星もすぐには使えない。つまり現地の情報を得るのがかなり難しい可能性が高い。https://t.co/ejHLFcAcQX pic.twitter.com/GrQyfBhgPR
— CKK COBALT (@CKKCOBALT) January 15, 2022
一方、今後の影響は地球規模で起きるのではとの指摘も見られます。
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地球はかつてのように噴火によって寒冷化するのではという分析があります。
さよならグレタ族!?
トンガ海底火山の大爆発で地球気候が寒冷化するかもしれない!!!
大規模な火山噴火では、大量の硫酸エアロゾルが大気中に放出され、日射を遮断するため、一時的な気候の寒冷化をもたらす。過去にもあった。— 高田純 理学博士 (@gatapi21) January 15, 2022
巻き上げられたエアロゾルによって、太陽光が遮断されて寒冷化が予想されるそうです。
今日のトンガの海底火山噴火の写真。凄まじい。大量のエアロゾルの放出により、今後数年間の気候への影響(寒冷化)が予想されている。 https://t.co/vFATgOJNrb
— Kenji Shiraishi (@Knjshiraishi) January 15, 2022
寒冷化するとなると、温暖化とくらべて、農作物の収穫や畜産などへの影響がとても大きいことが懸念されます。
トンガの住民の方々の無事を願います。