こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
衆参両院での代表質問が終わり、その内容に対する有識者やマスコミの評価も出揃ってきました。
新資本主義・コロナに集中 代表質問、識者の見方は
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA211KH0R20C22A1000000/
こちらの日経新聞の記事では、二人の有識者が維新の質問を「別の対立軸を示せた」と評価をしてくださっていますが、特に興味深いのがパフォーマンス心理学の佐藤教授によるコメントです。
>代表質問の場を最も効果的に使っていたのは日本維新の会の馬場伸幸共同代表だ。岸田文雄首相の「新しい資本主義」に対し「日本大改革プラン」を提示し、A案とB案のどちらがよいかと迫った。
>人は心理的に二者択一の両方を否定するのは難しく、どちらかを選ぶ傾向がある。テレビなどを通して国民に選択肢を示し自民党を支持しない層や新しい資本主義に不満のある人に効果的に語りかけた。
上記の日経新聞記事より抜粋、強調筆者
心理的な効果だけを狙っているわけではありませんが、政府に対して「対案」を出す意義の一つはここにあります。
政府や他党の方針・政策にあれこれと揚げ足を取って、「実現可能性がない」「説明不足だ」と迫るだけの政党が支持をされないのは当然のことです。料理がまずいからといって、他にメニューがなければ選びようがないのですから。
維新の「日本大改革プラン」を始めとする公約の数々は、決して100点満点のものではないかもしれませんが、少なくとも政策パッケージとしてもう一つの案を示した。
最大野党が(最高顧問が問題発言や敵前逃亡を繰り返しながら)対案も示さない中で、今国会ではこうした自民A案と維新B案を軸とした活発な論争が行われていくでしょう。
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来週からはまず衆議院で予算委員会がスタート。藤田文武幹事長を皮切りに、初当選した議員たちも次々と登壇予定です。
ぜひご注目いただければ幸いです。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2021年1月22日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。