昨日は、小倉にある照寿司さんに10名の仲間と一緒に貸切でお邪魔しました。小倉駅からタクシーで20分ほどかかる、正直言ってとても不便な場所にあるお店です。
私は、12時半に自宅を出て、羽田空港から飛行機で福岡へ。そこから新幹線で小倉に出て、そしてタクシーを乗り継いで5時半に到着。片道5時間の道程です。
今回は、北海道からも3名が参加。東京どころか、お寿司を食べるためだけに、わざわざ北海道からやってくる人までいる。何だか、時間とお金の無駄のように見えるかもしれません。でも、今回参加して感じたのは、この距離が参加する人を選ぶことになるということでした。
平日の夕方に小倉までお寿司のためだけに行こうと考える人は、ちょっと変わった人たちです。今回のメンバーは、初対面の人を含めて変人揃いでした。
東京の便利な場所にあるお店ではあり得ないような濃いメンバーが集まって、最初から最後まで笑いの絶えない何とも不思議な会食になったのです。
お店の大将の渡邉さんも美味しいお寿司だけではなく、いつものようにキレのあるトークで場を盛り上げてくれました。決めポーズ(ブログを画像でみる)にも一層磨きがかかり、何とも華やかな場になりました。初対面の人が多かったのですが、そんなことは関係ないかのように、すっかり仲良くなりました。
照寿司さんは、今年から東京赤坂にも店舗を出し、渡邉さんが定期的に出張してお寿司を握ってくれるそうです(会員制)。
赤坂のお店は、自宅から徒歩5分ですから、行ってみたいと思っていますが、これからも片道5時間かけて小倉のお店にも行こうと思っています。
それは、敢えて小倉までお寿司を食べに行くことに価値を感じる人たちとの出会いは、赤坂では得られない価値ではないかと思うからです。
ハードルが高くなればなるほど、そこに集まる人たちは限定されます。そこに、不思議な仲間意識が生まれ、そのグループに新しい価値が生まれるような気がするのです。
そんな後講釈のような理屈抜きに、強烈な思い出になった小倉の照寿司のディナーでした。
編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2022年2月5日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。