厚かった現職の壁、弾き返される現役世代。それでも私たちは挑戦の歩みを止めない

こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

皆さまに多大なるご支援・ご期待をいただいたにもかかわらず、町田市長選挙ではおくざわ高広候補が落選という結果になりました。

1 無所属 石阪 丈一 53,323
3 無所属 よしわら 修 36,632.082
6 日本維新の会 おくざわ 高広 31,011
2 無所属 清原 おさむ 22,780.917
5 つばさの党 黒川 あつひこ 3,204
4 無所属 宮井 ひろなお 1,314

2018年の宮崎市長選、2019年の私の北区長選、そして今回と。

またもベテラン多選の現職に現役世代の友人が弾き返されたことになり、自分自身の力不足を痛感するとともに、悔しい気持ちでいっぱいです。

2019年 北区長選で落選が決まった瞬間

↑この時に書いた私のブログが、おそらく候補や支援者の気持ちに多少なりとも近い気がして。

-(引用)-

現役世代の想いや怒り・不満、そして希望を勝手に代表するつもりで、気負って臨みました。

そこから先はもう、私の甘さ・未熟さです。

北区の危機的な状況と、その解決策さえ自分の口で伝えていけば、多くの人は自分を選んでくれるだろうと思っていた過信。

長期多選に辟易している相手組織も、少しは崩れるのではないかとの甘い見通し。

現職区長VS共産党推薦候補という、結果が見えている状況に比べれば、投票率もずいぶん上がるだろうという淡い期待。

木っ端微塵でした。

これは勿論、変化への期待を起こしきれなかった私の力不足でしかありません。

若い世代が新たな道を切り開く希望を見せるどころか、

「結局、政治も世の中もそう変わらないんだよ」
「無難に順番待ちをしていた方が賢いな」
「バカなことはするもんじゃない」

という印象を与えてしまった気すらしていて、もう本当に不甲斐ないです。むちゃくちゃ悔しいし、夜中は何度も目が覚めます。

ちくしょう、ちくしょう。

-(引用終わり)-

あんな悔しい思いは二度としたくないし、他人にも味あわせたくないと思っていて、やってしまった。本当に自分が情けない。

現職の手堅さは選挙戦中から感じつつ、正直2番手には上がっていると思っていたし、2万票以上の差が出たことは戦術レベルではない完敗です。

現職と自民党前都議の合計で約9万票。

立憲や共産が相乗りする野党統一候補にはかなりの差をつけることができたものの、この分厚い組織の壁・政権与党の壁をどう突破するのか、結果をしっかりと分析して戦略を練り直さなければなりません。

一方で、希望の光も見えました。

日野市議会議員選挙では、伊東ひであき候補が前回から得票数を2倍に伸ばして二位当選

町田市長選挙はおぜき重太郎・矢口まゆ候補がそれぞれ三位・二位と上位当選

おぜき重太郎候補も前回より得票を積み増し、矢口まゆ候補は前回から得票を2.5倍に飛躍させ、トップまであと一歩という爪痕を残すことができました。

市長選挙の相乗効果もあって、合計得票でも組織政党・競合政党を大きく上回り、維新への期待を感じさせる結果に。

当選した3名が、日野市議会と町田市議会でしっかりと改革を前に進めてまいります。

本当に悔しいけれど。

橋下徹氏が指摘していたように、戦国時代であれば首を落とされていた敗北も、民主主義の選挙ならば命はつながる。本人に不屈の意志があれば、何度だって立ち上がれる。

2018年に惜敗した宮崎市長選挙も、先月の選挙で友人である清山ともひろさんが4年越しの当選を果たしました。

これからも闘う決意を込めて、投開票を見守ったメンバーで一枚。

本人とともに再スタート。今後ともご指導ご鞭撻をいただければ幸いです。改めてご支援いただいた皆さま、本当にありがとうございました!

悔しいな。

それでは、また明日。


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2022年2月19日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。