ロシアのプーチン大統領は、ウクライナ東部の親ロシア派のふたつの地域が独立することを承認し、大統領令に署名しました。2地域に「平和維持軍」を派遣します。
ロシア、ウクライナに「平和維持軍」派遣へ 親ロ2地域の独立承認
ただし、米欧が「平和維持軍」を派遣するロシアの行動を、ウクライナ侵攻の開始と解釈するのかはまだわかっていません。
マクロン仏大統領が、アメリカのバイデン大統領とロシアのプーチン大統領の首脳会談を提案し、双方がこれに原則として合意したと伝えられていました。アメリカ政府は、ロシアによる侵攻がないことが会談の条件だとしていましたが、これが破られたことになります。
一方で、ロシアに武力介入の口実を与えたくないウクライナ政府と、武力介入の口実が欲しいロシアとの間で、それぞれの主張が食い違っていました。
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プーチン大統領は、平和維持を大義名分に、ウクライナへのロシア軍の派兵を決定しました。
平和維持が目的と主張し、ウクライナへのロシア軍の展開を正当化しました。#ウクライナ #ウクライナ情勢 https://t.co/z1Z9j3JhlO
— 吉野直也(日本経済新聞政治部長) (@NaoyaYoshino) February 22, 2022
EU諸国はこの行動を非難する声明を出しています。
プーチン大統領がドネツクとルハンツクの両人民共和国を国家承認したことに対し、
EU/NATO各国・諸機関による対ロシア批判声明(ツイートのみも含む)はここ1-2時間であらかた出尽くした模様です。
国家承認は国際法違反、ウクライナの領土的一体性を損なう、そしてミンスク合意違反、と。 https://t.co/yi47QzIX4x— 東野篤子 Atsuko Higashino (@AtsukoHigashino) February 21, 2022
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アメリカの制裁は限定的なようです。
米、ウクライナ親ロシア地域との取引禁止 大統領令に署名 https://t.co/QULnm4JQxi
— ロイター (@ReutersJapan) February 22, 2022
日経平均は3営業日連続で値下がりしていました。
日経平均終値、2万7000円の大台割る…ウクライナ情勢緊迫化で売り優勢https://t.co/jjg9LifQlV#経済
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) February 21, 2022
投資家の行動は正直です。
東京 株価500円以上値下がり ウクライナ情勢 緊張高まりの懸念 #nhk_news https://t.co/zyKifJYbpJ
— NHKニュース (@nhk_news) February 22, 2022
原油価格のさらなる上昇が懸念されます。
ウクライナ東部の親ロ派ドネツクとルガンスクの独立をロシアが承認。重大局面だ。原油先物も上昇。日本にとっても対岸の火事ではない。G7で連携し一体的な断固たる対応を示す必要がある。国内的にはトリガー条項の凍結解除を急ぎガソリン価格の更なる高騰に備える必要がある。 https://t.co/X8O1noXmIC
— 玉木雄一郎(国民民主党代表) (@tamakiyuichiro) February 21, 2022
外務省は22日朝、現地邦人に対し、新たに海外安全情報を出しました。今後の動静が注目されます。